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展覧会情報

第70回 フランク・ステラ〈イマジナリー・プレイシズ〉:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展Vol.29

2016年09月17日(土)〜12月23日(金)

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 フランク・ステラ(1936–)は1950年代末、黒のストライプを基調とした禁欲的な幾何学的抽象画でセンセーショナルなデビューを果たして以来、シェイプト・キャンバスの採用、奔放な色彩の導入、さらには絵画平面をも飛び出したレリーフ作品、彫刻作品や建築的な仕事にいたるまで、そのスタイルを変え続けながら、常にアメリカ現代美術を代表する作家として活躍してきました。
 ステラは1960年代後半から版画制作にも取り組み始め、数々の作品を世に送り出してきました。とくに1990年代以降、その制作プロセスが他の形式の作品にも影響を及ぼすようになり、版画は彼の芸術に欠かせない重要なメディアになりました。これを長きにわたりサポートしてきたのが、ステラを版画制作へと導いたプリンター、ケネス・タイラーであり、彼がニューヨークで主宰したタイラーグラフィックス版画工房において、ステラの代表的な版画作品の大半が生み出されてきました。
 1994年に制作を開始した〈イマジナリー・プレイシズ〉シリーズは、過去の文学作品に登場する架空の地名を解説した書籍 “The Dictionary of Imaginary Places” (邦題『世界文学にみる架空地名大事典』アルベルト・マングウェル、ジアンニ・グアダルーピ共著、1987)に基づいており、同書で紹介されているさまざまな地名がシリーズ内の各作品タイトルにつけられています。多彩な視覚的要素が詰め込まれた画面を複雑な混合技法で実現し、過剰とも言える色彩と形態が氾濫するこのシリーズは、躍動する絵画空間の表出を一貫して作品制作のテーマにしてきたステラにとって、ひとつの到達点になりました。
 本展はCCGA所蔵のタイラーグラフィックス・アーカイブコレクションの中から、〈イマジナリー・プレイシズ〉シリーズを中心としたフランク・ステラの90年代後半の作品を展示し、彼の版画制作の集大成とも言える仕事を紹介します。展覧会には、同シリーズの中の1点《ドゥビアクソ》の絵柄を用いた大型タペストリーも出品されます。本展が、ステラ作品の魅力の一端に触れる機会となれば幸いです。

会場

CCGA現代グラフィックアートセンター
〒962-0711 福島県須賀川市塩田字宮田1
Tel. 0248-79-4811 Fax. 0248-79-4816

開館時間

午前10時―午後5時(入館は午後4時45分まで)

休館日

月曜日(祝日に当たる場合を除く)、祝日の翌日
*会期前9月12日(月)―16日(金)は展示替え休館、会期後12月24日(土)―2017年2月28日(火)は冬期休館。
 

入館料

一般300円/学生200円/小学生以下と65才以上、および障がい者手帳をお持ちの方は無料