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展覧会情報

ギンザ・グラフィック・ギャラリー第362回企画展 組版造形 白井敬尚

2017年09月26日(火)〜11月07日(火)

Design by Yoshihisa Shirai
Design by Yoshihisa Shirai
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タイポグラフィというデザイン要素の中でも、「紙面に文字組版を配置・構成した空間を含む造形」である「組版造形」。ブックデザインやエディトリアルデザインを中心に活動を続ける白井敬尚による、待望のggg個展に付けられたタイトルでもあります。美しい装丁の数々をお見せするのと同時に、基本的には墨文字1色の見開きページがずらりと並ぶちょっと異色の展覧会となります。
  白井敬尚といえば、世界中で高く評価されているデザイン誌「アイデア」のアートディレクションが代表的な仕事の一つで、振り幅の大きい多様なテーマを取り扱う同誌のデザインを10年間に亘り手がけました。隔月刊行というスケジュールにも関わらず、その1号1号が1冊の作品集のような充実ぶりで、非常に魅力的なコレクションとなっています。
  他にもこれまでに関わってきた数多くの書籍たち。その対象となるモノ・コト・ヒトについて注意深く読み解き、丁寧に、1ページ1ページ組版を整えていきます。白井の手により形を与えられた様々なテキスト=声が、ときに軽やかに、ときに厳粛に、ときにスタイリッシュに、本の中から鳴り響いてきます。魅惑的な組版との出会いにより、忘れられない読書体験となることもあるのかもしれません。
  本展では白井による実際の仕事とともに、一部ではありますが、制作にあたって参照された資料なども併せて紹介します。1冊の本を作るのにどれほど目を見開く必要があるのかが伺い知れると同時に、過去の知識や造形がいかに引用・参照され、形を変えて継承されていくのか、表層だけではない実に奥深い組版造形の世界を、じっくりと堪能できる時間となるに違いありません。

会場

〒104-0061
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
TEL:03-3571-5206/FAX:03-3289-1389
11:00am-7:00pm
日曜・祝日休館/入場料無料

会期中、2Fのグラフィック・アーカイブ・ライブラリーでは、DNP制作「活字組版の技術」の映像をご覧いただけます。また10月13日(金)からは10月6日(金)に開催されたギャラリートークの映像も併せてご覧いただけます。

「活字組版の技術」(11:05/13:20/15:35/17:50)
「ギャラリートーク」(11:40/13:55/16:10)

関連イベント

ギャラリートーク1
「組版造形とブックフォーマット(ケーススタディ)」
日時:10月6日(金)6:30−8:00pm
出演:白井敬尚
会場:DNP銀座ビル3F
入場無料 要予約 定員70名
*予約受付開始は9月15日(金)11:00amより
→終了いたしました。10月13日(金)より会期中(11/7まで)2Fグラフィック・アーカイブ・ライブラリーにてビデオ上映いたしますので、ぜひお楽しみください。

ギャラリートーク2
日時:10月20日(金)6:30−8:00pm
出演:榎本了壱×白井敬尚
会場:DNP銀座ビル3F
入場無料 要予約 定員70名
*予約受付開始は10月2日(月)11:00amより=満席のため申込みは終了いたしました

DNP秀英体活字倉庫と久喜工場見学
日時:10月25日(水) 久喜駅 1:00pm集合 6:00pm解散
参加無料(現地までの交通費は各自負担) 要予約 定員30名
*予約受付開始は10月10日(火)11:00amより=定員に達したため申込みは終了いたしました

雑誌の印刷を専門とするDNP久喜工場と、秀英体をはじめとする活字とそれにまつわる資料を保存する活字倉庫を見学します。
実際に雑誌が印刷され製本される現場と、DNPのオリジナル書体である秀英体の原図や母型、そして数多くの活字が現役さながらに残された倉庫を、組版・印刷に精通した白井さんと一緒にご覧いただけます。この機会をお見逃しなく!
 
<スケジュール> *時間は前後する場合があります
1:00 JR東北本線・東武鉄道伊勢崎線 久喜駅 改札集合
    バスにて大日本印刷久喜工場へ
1:30 久喜工場着 見学前説明
1:45 見学
2:45 質疑応答
3:15 活字倉庫へ移動 休憩(活字職人映像(約30分)をご覧いただけます)
3:45 倉庫見学
4:30 白井さん他による活字、フォント、組版、デザイン、印刷のお話 および 質疑応答
5:30 終了
    バスにて久喜駅へ
6:00 解散
 
お申し込みにあたって以下留意点をご一読ください。
大日本印刷工場見学留意点
・お一人様ずつお申し込みください。
・お申し込みをキャンセルされる場合は、必ずお電話にてご連絡ください。
Tel. 03-3571-5206
・久喜駅と工場間はバスでの移動となります。集合時間に遅れないようお越しください。10分以上遅れますとご参加いただけなくなりますのでご注意ください。
・当日、万が一遅れる場合には別途お知らせいたします番号までご連絡ください。
・工場内は撮影禁止です。カメラおよびスマートフォン/携帯電話、時計はお持込みいただけませんのであらかじめご了解ください。
・工場の見学は2班に分かれて行います。
・工場内のものは持ち出し禁止です。

オープニングパーティ

日時:9月26日(火)5:30−7:00pm
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー/DNP銀座ビル2F
 

白井敬尚 Yoshihisa SHIRAI

グラフィックデザイナー。1961年愛知県豊橋市生まれ。株式会社グレイス(宮崎利一チーム 1981−87年)、株式会社正方形(清原悦志主宰 1987−98年)を経て、1998年白井敬尚形成事務所を設立。 ブックデザイン、エディトリアルデザイン、展覧会周知物など、タイポグラフィを軸としたデザインに従事している。
主な仕事:ヤン・チヒョルト著『書物と活字』朗文堂 1998年、組版工学研究会編『欧文書体百花事典』朗文堂 2003年(共著・編集)、ggg『EXHIBITIONS』大日本印刷ICC本部 2007年、東京タイプディレクターズクラブ『Tokyo TDC Vol. 20』DNPアートコミュニケーションズ 2009年、山口藍著『ほがらほがら』羽鳥書店 2010年、『横尾忠則全装幀集』パイ・インターナショナル 2013年、ggg『ヤン・チヒョルト』展 公益財団法人DNP文化振興財団 2013年、印刷博物館『ヴァチカン教皇庁図書館展』Vol. 1 2002年, Vol. 2 2015年  凸版印刷。1996年から2011年にかけてリョービイマジクスのフォント事業のブランディングに携わる。2005年より10年間にわたりデザイン誌「アイデア」(誠文堂新光社)のアートディレクションとデザインを担当。
主な著作:「日本の活字版印刷を支えたアメリカの活字版印刷」『日本の近代活字 本木昌造とその周辺』近代印刷活字文化保存会 2003年、「タイポグラフィ 言語造形の規格化と定数化の軌跡」『言語社会2』一橋大学大学院言語社会研究科 2008年、「活字とグリッド・システム――ブックフォーマットの形成」『文字講座』誠文堂新光社 2008年ほか。
展覧会・教育:「TYPOJANCHI: Seoul International Typography Biennale」2001年・2011年参加。第673回デザインギャラリー1953企画展「本の知と美の領域 VOL. 1 白井敬尚の仕事」展 日本デザインコミッティー(企画・構成:平野敬子)2011年。タイポグラフィスクール新宿私塾講師 朗文堂 2003年−。ミームデザイン学校講師 2011年−。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科教授 2012年−。

お問合せ

ギンザ・グラフィック・ギャラリー柳本 tel.03-3571-5206