展覧会アーカイブ

開催日から検索

月〜

展示会場から検索

作家から検索

キーワードから検索

展覧会情報

第327回企画展 Jan Tschichold ヤン・チヒョルト展

2013年11月01日(金)〜11月26日(火)

Design: Yoshihisa Shirai
Design: Yoshihisa Shirai
  • シェア
  • ツイート
  • URLコピー
日進月歩の技術革新とそれに見合うスタイルの探求に余念のなかった20世紀初頭、政治を含む社会全体はもちろん、個々の生活とイデオロギーは激しい変化をみせます。タイポグラフィも例外ではありませんでした。機械化時代のダイナミックな情報伝達に相応しい効率的なタイポグラフィを目指した「新しいタイポグラフィ」の試みが、そうした背景から生まれます。この「新しいタイポグラフィ」の旗手として、1920年代を通してその理論と実践に邁進したヤン・チヒョルト(1902-74)。やがてその主張を自ら否定し、伝統的なタイポグラフィの価値を訴えるようになります。   
  戦後はイギリスへ渡り、「ペンギンブックス」のタイポグラフィとブックデザインの改善という大仕事にたずさわりました。このチヒョルトのトータルディレクションにより、イギリスのブックデザイン全体のレベルを引き上げる結果となり、また書籍におけるタイポグラフィの重要性を全世界に認識させることとなったのです。   
  20世紀モダン・タイポグラフィの巨人ヤン・チヒョルトは、優れたデザインだけでなく、数多くの著書も残しています。同時代の人々に多大なる影響を与えたチヒョルトの業績を2010年代のいま、ここ東京であらためて展望することが、20世紀初頭の変化とは別物の、しかしかつてないスピードで変化し続ける現代に生きる私たちにとっても、大いなる洞察を示唆してくれるものと確信しています。

会場

ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
tel 03.3571.5206  
11:00am−7:00pm(土曜日は6:00pmまで) 
日曜・祝日休館
入場無料

ギャラリートーク

11月14日(木)6:30−8:00pm
出演:マルチン・F・ル クールトル(ポスターコレクター)+山本太郎(アドビシステムズ)
会場:DNP銀座ビル3F 
入場無料/要予約/定員70名

※定員に達したため受付終了いたしました。
当日の様子はUstreamにて中継いたします。

略歴

ヤン・チヒョルト Jan Tschichold:
1902年4月2日、ライプツィヒでヨハネス・チヒョルト生まれる。ライプツィヒ美術書籍工芸アカデミー、ドレスデン美術工芸学校、および特待生としてヴァルター・ティーマンに学ぶ。   
  21〜23年ライプツィヒ・アカデミーの夜間クラスの教壇に立つ。フリーランスとして自身の仕事も始め、23〜25年ライプツィヒでタイポグラファ、カリグラファとして活動。イワンと名乗るようになる。25年専門誌「タイポグラフィ通信」特別号「タイポグラフィの基礎(エレメンターレ・ティポグラフィ)」を編集。25〜26年ベルリンでフリーランスとして働く。26年エーディト・クラマーと結婚。ミュンヘンの職業学校にタイポグラフィ、カリグラフィの講師として招かれる。ヤンと名乗る。27年映画館ホエーブス・パラストのポスターを制作し始める。33年ナチスにより「保護拘留」として拘束、ミュンヘンでの教職を剥奪される。バーゼルに移住。33〜40年出版社ベンノ・シュヴァーベ社(バーゼル)の仕事を手がける。またバーゼル印刷職業学校で非常勤。ウーアタイプ写真植字機のための書体デザインを手がける(36年迄)。35年印刷・出版業者ルンド・ハンフリーズ社(ロンドン)にてタイポグラフィ作品の展示を行う。37年ダブルクラウン・クラブ(ロンドン)にて講演を行う。41〜46年出版社ビルクホイザー(バーゼル)でタイポグラファとして勤務。42年スイスの市民権を獲得。46〜49年ペンギンブックス社(ロンドン)のブックデザイン改良に従事。50〜54年バーゼルでフリーランスとして活動。54年米国グラフィックアート協会(AIGA)から金賞授与。55〜67年製薬会社F・ホフマン=ラ・ロッシュ社(バーゼル)にタイポグラフィックアドバイザーとして勤務。64年活字書体Sabonの制作に着手。ライプツィヒ国際ブックデザイン展で金賞受賞。65年ライプツィヒのグーテンベルグ賞授賞。67年初の訪米。Sabonの最初のセットが登場。ベルツォナに移住。74年8月11日、ロカルノの病院で逝去。享年72歳。   
  ダブルクラウン・クラブ名誉会員、フランス・タイポグラフィ協会名誉会員、英国王立芸術協会名誉会員、ドイツ芸術アカデミー客員メンバー、シカゴ・タイポグラフィ協会名誉会員。 主な著書に『新しいタイポグラフィ』(28)、『タイポグラフィ形成』(35)、『中国初期の多色刷り版画』(40)、『図説 文字の歴史』(41)、『文字大鑑』(53)、『紙面と版面の明晰なプロポーション』(62)、『十竹斎書画譜』(70: 1971年度ライプツィヒ国際ブックデザイン展金賞受賞)。

お問合せ

ギンザ・グラフィック・ギャラリー 担当:尾澤 tel.03.3571.5206