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第26回 矢萩喜従郎:視触、視弾、そして眼差しの記憶

2002年06月08日(土)〜09月07日(土)

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本展は、グラフィックデザイン、写真、建築、そして評論と、複数の領域を横断しながら多面的な創作活動を展開する矢萩喜従郎の新作による個展として企画されました。タイトルの「視触、視弾」は、「中心はひとつではなく点在する」という多中心の思考と、それと表裏をなす「この世に完全に静止した視点は存在しない」という、矢萩の創作活動全体を貫通する独自の哲学から導き出された造語です。
「眼振」や「盲点」といった生理的レベルから、世阿弥の言う「離見の見」をめぐっての考察など形而上学的なレベルにいたるまで、さまざまな思索を積み重ねてきた矢萩は、本展において、視覚にまつわる新しい概念を平面や立体作品で表現しました。ここに提示された概念は、必ずしもわたしたちに馴染みのあるものではありませんが、「視る」という行為や体験が本来内包している性質であり、作家のいう多中心の思考と動きの中の視点という認識は、すべてが急速に変化しつつある現代にあってわたしたちがいかに考え、生きるべきかについて有用な示唆を与えてくれるものでした。
また、オープニングには、長年矢萩の仕事を見つづけてきた水沢勉氏と作家による公開対談も開催されました。

記念トークショー

パネリスト:矢萩喜従郎(アーティスト)、水沢勉(神奈川県立近代美術館学芸員)
2002年6月8日