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展覧会情報

第19回 「太田三郎:存在と日常」展

2000年06月10日(土)〜09月17日(日)

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「いま、ここにいる、私」という実感を確かなものとすることは、人である以上誰もが願うことです。古くから哲学や芸術では「私という存在」にまつわる問いをめぐって多くの議論がなされてきました。過剰な情報に翻弄され、存在の実感を見失いがちな私たち現代人にとっても、この問題は大きな意味をもちます。
太田三郎は、日々繰り返される日常の中に、「いま、ここにいる、私」の存在証明を求めようとします。彼は、切手に消印を押してもらいに郵便局に通う、草花の種子を採取する、といった自ら定めた小さな日課を通して、自分が生きた「時間」と「場所」を淡々と記録し続けます。それらは決してヒロイックなものではなく、むしろ、平凡とさえ言い得るほどのささやかな営みです。しかし、そのような突出したところのないきわめて個人的な日常の中にこそ、私たちの存在の普遍的な本質が隠されていることを、彼の作品は教えてくれます。
本展は、切手の作家として知られる太田三郎の仕事を、「存在と日常」という視点から紹介する展覧会として企画され、作家のライフワークである「Date Stamps」シリーズを含む計200余点を展示しました。

ワークショップ「顧客番号でつくるオリジナル・ステーショナリー」

講師:太田三郎(美術家)
2000年7月23日