コントラスト補正IC

DT013150 / DT018054ファミリ(054A/054S)

コントラスト補正ICとして既に量産出荷しているSD(Standard Definition)向けのDT018054ファミリに加え、新たにフルハイビジョン(1080p、60fps)対応のDT013150をラインアップしました。
当ICシリーズは、アピカル・リミテッド(本社:英国・ロンドン )が開発したダイナミックレンジ圧縮アルゴリズム(トーンマッピング)を搭載し、リアルタイムに映像のコントラストを補正します。
このアルゴリズムでは、周囲の画素の輝度情報をもとに、コントラストを強調するように画素毎に輝度値を補正します。このため、画像内に明部と暗部が混在していても黒つぶれや白飛びを改善して、人間の目で見ているのと同じ自然な映像を得ることができます。
通常、暗部に対してコントラスト補正を行うと、映像は明るく見易くなりますが、同時に映像ソースに含まれるノイズ成分も強調し、ノイズを目立たせてしまいます。これに対し、DT013150ではノイズ除去回路を搭載し、コントラスト補正の前にノイズを除去してノイズが目立つのを防止しています。これにより、コントラスト補正の効果を十分に引き出すことができるようになりました。

コントラスト補正効果例

コントラスト補正効果例

DT013150の特長

 
  • 最大動作周波数(ピクセルクロック)は150MHzです。フルハイビジョン(1080p、60fps)の映像に対し、リアルタイムで処理を行います。
  • ノイズを除去後にコントラスト補正を実行しますので、ノイズを抑え、コントラスト補正の効果を十分に発揮することができます。
  • 入出力フォーマットは汎用のデジタル信号(YUVまたはRGB)ですので、容易に機器へ組み込むことが可能です。
  • 外付けのメモリは必要ありません。

応用分野

 

◆監視カメラ、車載カメラ、ドアフォンなどの画像入力装置
・撮影した画像の逆光や影の部分を適切なコントラストに補正して、黒つぶれや白飛びを改善します。

◆液晶パネルやプロジェクタ、デジタルサイネージ(電子看板)などの表示機器、および、モバイル端末
・コントラストを強調することにより視認性が向上します。これにより、外光の影響を低減したり、液晶パネルのバックライトを減光して消費電力を抑えたりすることが可能です。

製品仕様(各製品の仕様比較とボール配置図)

 

(1)仕様比較表

  DT013150 DT018054A DT018054S
入力インターフェース ITU-R BT.656
YUV 4:2:2 8/10-bit
YUV 4:2:2 16/20-bit
YUV 4:4:4 24/30-bit
RGB 4:4:4 24/30-bit
ITU-R BT.656
YUV 4:2:2 8/10-bit
YUV 4:2:2 16/20-bit
RGB 4:4:4 24/30-bit
ITU-R BT.656
YUV 4:2:2 8-bit
YUV 4:2:2 16-bit
出力フォーマット 入力と同一
ピクセルクロック 最大150MHz 最大33MHz
フレームサイズ(pixel) 480×240〜2047×2047 240×240〜4095×4095
ノイズリダクション
アルゴリズム制御 I2C準拠シリアルパス(*1)
電源電圧 3.3V (I/O)、1.2V (Logic) 3.3V (I/O)、1.8V (Logic)
パッケージ BGA (105pin) 10mm□ BGA (60pin) 6mm□
動作温度 -40〜+85℃

 (*1)I2Cはフィリップス社の登録商標です。

(2)ボール配置図

本資料の取り扱い
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  • 本資料に記載された動作概要及び応用回路例は、製品の標準的な動作や使い方を説明するためのものです。特に応用回路例は実際での使用を保証するものではありません。
  • 実際に本製品を使用される場合には、外部諸条件を考慮のうえ回路・実装設計をして下さい。
  • 本資料ならびに、各種仕様書に掲載してある技術情報は、製品の代表的動作・応用を説明するためのもので、その使用に際して当社および第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。
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使用上のご注意
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