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展覧会レビュー

村田真 原久子

倉重光則展
6/2〜14 ギャラリー現[東京]
 
 
倉重光則展
壁の半分以上を赤く塗り、その上にネオン管が正方形や直線に輝いている。それだけといえばそれだけなのだが、この堂々とした趣はやはりベテランの風格というべきなのでしょうか。
[6月13日(金) 村田真]
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菱刈俊作展
6/2〜26 INAXギャラリー2[東京]
 
 
菱刈俊作展
新聞紙を切り貼りして記念写真のようにコラージュした作品。これがなかなかの技術で、遠くからながめると本物の写真のように見える。しかも顔の部分だけのっぺらぼうなので不気味だ。
[6月13日(金) 村田真]
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ヴィクトリアン・ヌード
5/24〜8/31 東京藝術大学大学美術館[東京]
 
 
ヴィクトリアン・ヌード
ヴィクトリア朝時代(1837〜1901)のイギリスの裸体画とヌード写真を集めたもの。2001年にテート・ブリテンのリニューアルオープンを飾った展覧会がもとになっている。この時代は基本的にヌードはご法度だったが、画家たちは道徳的教訓とか理想美を追求してとかさまざまな口実をもうけて、ちゃっかり描いていたのだ。だから陰部はなにかで隠すか、隠さない場合は毛を1本も描かないとか不自然な絵が多く、それが逆に現代では新鮮に映ったりもする。藝大美術館でもぜひ「明治期裸体画展」とか企画してほしい。
[6月13日(金) 村田真]
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わたしの「お宝」交換プロジェクト
6/14〜7/13 すみだリバーサイドホール・ギャラリー[東京]
 
 
わたしの「お宝」交換プロジェクト
墨田区に本社をもつアサヒビールの主催で、アーティストが地元住人の協力を得て作品をつくる「アサヒ・アート・コラボレーション」の第4回目。今回は、近所の住人(に限らないが)から預かったお宝に、澤登恭子、タニシK、ピーター・ベラーズ、藤原靖子、ミヤタケイコ、山口晃という6人のアーティストが手を加えて作品化し、それを相互に交換することで交流を図ろうという企画。お宝にはぬいぐるみとかレコードといった思い出の品が多いが、なかには火事の罹災証明書を出すやつもいて(新川貴詩だ)、それを見るだけでも楽しめる。ところで、最近このテの交換プロジェクトが増えてきたけれど、同展のチラシには小さく、「本展は先行するさまざまなアートプロジェクトを参考にしておりますが、とりわけ間島領一氏の『修繕アート』からは大きなヒントを得ております」と書かれてあって、今後プロジェクトの著作権問題も表面化していくかもしれない。
[6月13日(金) 村田真]
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Art Basel 2003
  6/18〜23
 
  1日ではどうしたって全部観ることは不可能。画廊の出展ブースは新しいところを中心に観て、あとは大きなインスタレーション作品などをみせるART UNLIMITED企画を主に観ることに。出品作家数といい、メンバーといい、いずれも日本ではありえないようなスケールのもの。ヴェネツィアで見かけたアート・ピープルたちもごっそりバーゼルに移動してきていた。買うつもりで行っているともっと楽しかったのだろうか?!
[6月18日(水) 原久子]
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LISTE03 - THE YOUNG ART FAIR IN BASEL
  6/17〜22
 
  老舗画廊が軒を連ねるArt Baselの若手版。Art Baselの会場から歩いて10分ほど、尖塔に登るとバーゼルの街が一望できる古い建物でアートフェアが開かれていた。こちらはカジュアルな雰囲気で、訪れる人の年齢層もやや若めに見える。なかにはヴェネツィア・ビエンナーレに出ていた映像作品などもあって、若手でまだそれほど有名にはなっていないが評価の高いアーティストの作品を見つけることのできる場か。
[6月18日(水) 原久子]
Art Basel 2003
会場にキッチンを設えて甘い香りのJamをつくって瓶詰めにして販売していた。この パフォーマンス的なプロセスを含めて作品。アートフェアといってもこういった作品 も出品されているのがLISTEならではといった感じ。
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絵画――ラウシェンバーグからムラカミまで1964-2003
  6/15〜11/2 コッレール美術館[イタリア]
 
  サン・マルコ広場に面したコッレール美術館で開かれているビエンナーレの企画展のひとつ。最近の国際展には絵画がほとんどないので、なんか安心するなあ。企画者のフランチェスコ・ボナミもきっと同じ思いだったに違いない。サブタイトルにあるムラカミとは、もちろん村上隆のこと。彼の作品はいまや最先端に位置づけられているわけだ。さまざまな意味で考えさせられる展覧会。
[6月18日(水) 村田真]
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