Art Flash News   2003年10月15日号 artscape
山口情報芸術センター/開館記念事業
ラファエル・ロサノ=ヘメル
「アモーダル・サスペンション − 飛びかう光のメッセージ」
11月1日に開館予定の山口情報芸術センターは、開館記念事業の中心企画として、現在世界的に最も注目されるアーティストの1人であるラファエル・ロサノ=ヘメル(カナダ)による、山口市のための新作プロジェクト「アモーダル・サスペンション(amodal suspension)− 飛びかう光のメッセージ」(開館記念委嘱作品)を開催します。
これは、センターを中心とした周辺域の公共空間において、アーティストが提案する新しいコミュニケーションを経験できる場を、いまここにいる公衆やネットユーザーに対して開いていくものです。作品をとおして、参加者が観客としてだけではなく、プロジェクトの主役となって、大規模な公共空間のなかで、コミュニケーション空間を共有・創造していく体験が可能となる斬新なプロジェクトです。
「アモーダル・サスペンション − 飛びかう光のメッセージ」は、ロサノ=ヘメルが、90年代後半から連続して世界各地で展開してきた、都市空間におけるパブリックアートシリーズ「リレーショナル・アーキテクチャー(関係性の建築)」の8番目の作品で、今回の山口市のプロジェクトが最も大きなスケール、かつアジアで最初のプロジェクトとなるものです。(プレス・リリースより)

アモーダル・サスペンション:amodalとはおおよそunlimitedの意で用いられ、特定の形態をもたずに浮遊している状態を意味しています。可視化され、また非物質な光の形態となったメッセージがノード(=サーチライト)からノードへとリレーされて、空中を飛びかっている様態をあらわします。
会 場: 山口情報芸術センター および中央公園周辺野外
会 期: 11月1日(土)〜24日(月・祝) 期間中無休
時 間: PM 6:00〜AM 6:00(雨天決行)
アクセス方法 携帯電話、専用携帯端末、HP
詳 細: http://www.alzado.net/amodal/
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