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プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
8/26-8/30
恋愛
8/18〜9/3 トラウマリス[東京]
恋愛
奥の壁2面に岡本太郎と敏子さんがそれぞれジェスチャーたっぷりにしゃべる映像を映している。これがそっくりなんだな。太郎が敏子さんに乗り移ったとは以前からいわれていたが、そもそも太郎は敏子さんに操られていただけとの説もある。しかし今夜はその映像の前でヴァイスフェルトの若旦那、池内務が脇目もふらずDJをし、客席では千葉由美子と橋本かがりのおねーさまたちが聴診器を片手に看護婦のコスプレで客に迫るという、悪夢のようなナイト。実はこれ、アーティストの三田村光土里さんのフィンランド行きを祝う壮行会なのでした。
[8月26日(金) 村田真]
Ongoing vol.04
8/27〜9/4 BankART Studio NYK[神奈川]
Ongoing vol.04
1970年代生まれというだけの共通項で全国から集まった25人のアーティストの展覧会。ジャンルも絵画、インスタレーション、映像、パフォーマンスといろいろだし、毎回メンバーも入れ替わるという一見ゆるいグループ展だが、チケットを兼ねた大判の冊子を見ると、かなりしっかりつくり込んでいることがわかる。台座の上にのせた肉を削り取るケバブと彫刻の類似に着目した和田昌宏、白い綿レース糸で10メートルものサナダムシを編む黒沼真由美、養鶏場でニワトリとコミュニケーションをとろうとする丹羽良徳なんかがおもしろい。しかし生年を見ると60年代生まれも80年代生まれもいるではないか。50年代生まれは入れてくれないの?
[8月27日(土) 村田真]
淡路島アートフェスティバル
フィッシングダイアリー 食事会
8/27 リゾレッタ[兵庫・淡路島]
淡路島アートフェスティバル
淡路島アートフェスティバル
伊藤存、大西伸明、中瀬由央の3人のアーティストたちは、フィッシングダイアリーというプロジェクトを北海道の帯広などで展開してきた。釣り人たちの動向、釣りにまつわるさまざまなことを記録しながら作品化。釣り好き、いや、釣りキチといえる彼らは、趣味だった釣りが高じて、このプロジェクトにかけるエネルギーは半端なものじゃない。食事会では、彼らが仕留めた獲物がイタリアンのシェフにより料理され食卓に登場した。ザリガニも身は少ないがしっかり味があった。味わうという行為は人を体内から刺激する。
[8月27日(土) 原久子]
淡路島アートフェスティバル
7/1〜9/30 日の出亭、発明工房ほか[兵庫・淡路島]
淡路島アートフェスティバル
淡路島アートフェスティバル
フィッシングダイアリーは釣り人からそれぞれの釣り場のポイントなどを聞き出し、それをベースに新たな淡路島の地図をつくっていた。ほかにもいろいろな作家たちが、その土地の記憶をたどるような作品などを出品している。
[8月28日(日) 原久子]
水と魚の記憶──淡路島
8/27,28 ムクノキ屋敷[兵庫・淡路島]
水と魚の記憶──淡路島
トリのマーク(通称)さんたちの演劇が、ムクノキ屋敷全体を舞台に行なわれた。アンケートで集めた「水と魚の記憶」からつくられた物語が朗読され、見ず知らずの人たちの遠い思い出に浸りながら夕暮れまえの時間がゆっくりと過ぎていった。古い屋敷の玄関前を背景に野外に客席があったが、借景というか、アンケートにしてもそうなのだがすべてが借り物の舞台だった。
[8月28日(日) 原久子]
モダン建築残照
8/29〜9/10 ギャラリー福果[東京]
モダン建築残照
グラフィックデザイナーで、このギャラリーのオーナーでもある中村慎太郎さんが撮った神保町界隈の建築写真。撮影時期は1978〜90年なので、ちょうど地上げ屋によって古い建築がどんどん取り壊されていたころ。東洋キネマをはじめすでにない建物も多い。ぼくが中村さんに初めて会ったのは1985年だったか。そしてぼくが神保町近くの会社に勤めていたのは1977〜82年だから、お会いする前に古本屋街ですれ違っていたかも。
[8月29日(月) 村田真]
Bunkamura Art Show 2005 人工楽園
8/24〜31 Bunkamuraギャラリー[東京]
Bunkamura Art Show 2005 人工楽園
Bunkamuraの注目する70年代生まれの若手作家6人によるグループ展。雲を描く東亭順のアクリル画、全国の「松田聖子のそっくりさん」をたずねて撮影した岩根愛の写真、女性の脚ばかり彫る三宅一樹のフェティシズム彫刻、その他、オブジェ、関節人形、アニメのセル画と素材も表現方法もてんでばらばら。ただアートという幻想に寄りかからずに個人的な嗜好を重んじる点では共通してるかも。
[8月30日(火) 村田真]
P&E 展 Aグループ
8/25〜30 アートコートギャラリー[大阪]
プレゼンテーション(P)とエキジビジョン(E)に焦点を当てたもので、今回がはじめての試みではあるが、現役学生や卒業後まもない新人中心の展覧会になっていた。大阪にこれまでまったく縁のなかったという武蔵野美大の院生などもいたりするのも時代を感じるようなところがあった。このところの関西出身・在住アーティストの活躍に触発されてか、関西で自分の作品をどう評されるかに興味があったのだろうか。
[8月30日(火) 原久子]
Index
8/26-8/30
恋愛
Ongoing vol.04
淡路島アートフェスティバル
フィッシングダイアリー 食事会
淡路島アートフェスティバル
水と魚の記憶──淡路島
モダン建築残照
Bunkamura Art Show 2005 人工楽園
P&E 展 Aグループ
9/2-9/4
ゲント美術館名品 展
大巻伸嗣 ECHO
大巻伸嗣
P&E 展 Bグループ
アトリエ美術館 vol.9 川瀬香林──褻の用法
9/6-9/7
D/JBrand
Rosa!
自給自邸
横内賢太郎 展
アキ・ルミ 展
東 明 展 void
OMOTE-NASHI 国谷隆志 展
Quoi? 見えない声を聞く、届かない声を見る
9/9-9/10
田中功起「原因が結果」
Paintings on the cardboard houses
八谷和彦・篠田太郎・石川直樹『SKY-HIGH』(スカイ-ハイ)展
前衛の女性1950-1975
構造社――昭和初期彫刻の鬼才たち
パウラ・モーダーゾーン=ベッカーとヴォルプスヴェーデの画家たち 展
もっとダーウィン
9/11-9/16
日中ネットワークアート展2005
グローバル・プレイヤーズ 日本とドイツの現代アーティスト
眞田岳彦 展 仮想のマテリアル
杉本博司 時間の終わり
グローバル・プレイヤーズ 日本とドイツの現代アーティスト
9/17-9/20
李禹煥 余白の芸術
「ヴィラ會芳亭」完成披露・内覧会
垣谷智樹 "YOU ARE WHO"
graf media gm : YOKOHAMA→ OSAKA 横浜トリエンナーレサテライト
水越香重子展 Enthusiasm
田中朝子 展 flat
9/21
プラート美術の至宝 展
ダンボールに描く夢
平川典俊 展
ローリー・アンダーソン「時間の記録」
難波田龍起 展
高木紗恵子 展
9/22-9/23
山本修路初個展「松景」
グレッグ・ルック 展
水面はゆれる、イメージはうつろう
アジアのキュビスム
沈黙の声
イサム・ノグチ 展
9/23-9/24
東京府美術館の時代1926-1970
グローバル・プレイヤーズ 日本とドイツの現代アーティスト
ヤノベケンジ キンダガルテン
ホン・ヨンイン The Performing City
Art in Living
北村成美のダンスマラソン こんどこそ!vol.4
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