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展覧会レビュー
小吹隆文/福住廉
4/2〜4/3
佐藤よう展[幼き頃の君に]
4/1〜13 ギャラリーすずき[京都]
佐藤よう展[幼き頃の君に]
画廊入口には、作者の幼年時代の写真と、幼年期への憧れを綴った一文が。さぞかしノスタルジックな作品なのだろうと思って中に入ったら、そこにはプッチンプリンの形をしたどぎつい蛍光色のオブジェが床や壁面に配され、ブラックライトに照らされて妖しく輝いていた。まるでティム・バートンの映画を思わせるキッチュな世界。ギリギリで野暮ったい作風まで計算ずくだとしたら大したものだけど、実際のところは分からない。それにしても、プリン型のオブジェは非常に可愛らしい。アクセサリーやインテリアに仕立てたら人気者になりそうである。
[4月2日(水) 小吹隆文]
吉田廣喜 展──夢の遺伝子
3/31〜4/12 信濃橋画廊[大阪]
吉田廣喜 展──夢の遺伝子
キャンバス上に象形文字を思わせる記号や図形が散りばめられた新作絵画。古代文明の碑文にも見えるし、都市の喧騒をヴィジュアライズしているようにも感じられる。そう言えば1960〜70年代の前衛音楽で流行った図形楽譜に似ているような気も。吉田の作品タイトルには必ず「夢」の一文字が入っているが、この新作で彼が表わしたかったのはどんな「夢」なのだろう。一度きちんと聞いてみたい。
[4月2日(水) 小吹隆文]
中村享史 彫刻展
3/25〜4/6 海岸通ギャラリー・CASO[大阪]
中村享史 彫刻展
顔をかきむしる人、頭を抱え込む人、何かを叫びながら天に手を伸ばしている人……。宗教画の地獄図か、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の一場面を思わせる人体彫刻が並んでいた。照明の効果もあって、その印象は“劇的”の一言。見る者の感情に深く突き刺さるパワーを持った作品だった。また、素材がコンクリートというのも珍しい。制作プロセスの前半はブロンズ彫刻と同様に型を取るが、後半からは塑像の要素も含んだオリジナルな手法を用いているのだとか。表現だけでなく、技法面でも気になる作品だった。
[4月3日(木) 小吹隆文]
Index
3/21〜3/22
池田亮司 新作インスタレーション展「datematics」
シェルター×サバイバル──ファンタスティックに生き抜くための「もうひとつの家」
展覧会をつくるということ 市民のこころみ、コレクション展 ─テーマは人間─
没後30年 熊谷守一 展 天与の色彩 究極のかたち
3/25〜3/27
芸術は寿し(いのちながし) 画家に長寿が多いわけ
伊吹拓 展
田中真吾 展
福居伸宏 ジャクスタポジション
3/30〜4/1
高田洋三 箱の島 ─miniature island─
第61回 日本アンデパンダン展
アーティスト・ファイル2008──現代の作家たち
We didn't do it. UKストリートアートの現在
4/2〜4/3
佐藤よう展[幼き頃の君に]
吉田廣喜 展──夢の遺伝子
中村享史 彫刻展
4/5
山本武夫 展 美人画と舞台美術
美女の図、美男の図〜藤田嗣治、高野三三男から現代作家まで
藤田桃子「トネリコ・ユッグドラシル」
NEW TOKYO CONTEMPORARIES/ニュートーキョーコンテンポラリーズ
アートフェア東京2008
101 TOKYO Contemporary Art Fair
4/9
≒草間彌生〜わたし大好き〜
衣川泰典 展「ふれて/みる」
上田順平 展─パチモン─
4/11
山下律子 展
"Who's Next" アート界のイチロー探し
池松江美(a.k.a.辛酸なめ子) セレブ犯罪トリップ
4/13〜4/19
絵画の冒険者 暁斎──近代へ架ける橋
綿引恒平「健康的なVS!」
寺田眞理子 展
本田かな写真展「私の持つ地図」
大喜喜展
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