artscape <新着情報>
2002年3月15日号

講演会+シンポジウム
21世紀「ヨーロッパ」の理念:政治思想の未来
――マッシモ・カッチャーリ氏を迎えて」

マッシモ・カッチャーリ氏(ヴェネツィア建築大学正教授)は、著書『必要なる天使』(邦訳が人文書院から近刊)や、『批評空間』に連載された「世紀転換期のウィーン」で知られるイタリアを代表する哲学者のひとりであり、ヴェネツィア市長を務めた政治家でもあります。東京大学教養学部DESK(ドイツ・ヨーロッパ研究室:担当・田中純)では、カッチャーリ氏を日本に招聘し、著書『ヨーロッパの地-哲学』や『群島』で展開されたヨーロッパ論を中心に、欧州統合過程の思想的課題を主題とした講演会および現代都市の哲学をめぐるシンポジウムを企画しました。ヨーロッパ思想史の徹底した考察と現代政治の現場経験とが深く交錯するカッチャーリ氏の思索は、幅広い関心に応えるものであると信じます。
※この催しは東京大学教養学部創立50周年記念国際学術企画として開催されます。

講 演 会 2002年3月27日(水)14時14時30分〜17時30分(開場14時)
「群島としてのヨーロッパ」
会 場 一橋記念講堂
●コメンテイター
樺山紘一(国立西洋美術館長)
上村忠男(東京外国語大学大学院地域文化研究科教授)
高橋哲哉(東京大学大学院総合文化研究科助教授)
司会:宮下志朗(東京大学大学院総合文化研究科教授)
イタリア語/日本語双方向の同時通訳がつきます。
シンポジウム 4月2日(火)18〜21時(開場17時30分) 
会 場 ル テアトル銀座
●基調講演:マッシモ・カッチャーリ
(ヴェネツィア建築大学正教授・前ヴェネツィア市長)
●ディスカッサント
磯崎新(建築家)
浅田彰(京都大学経済研究所助教授)
司会:小林康夫(東京大学大学院総合文化研究科教授)
イタリア語/日本語双方向の同時通訳がつきます。
入場料 どちらも無料。一般来聴歓迎で、事前予約の必要はありません。
問い合せ 東京大学教養学部DESK(ドイツ・ヨーロッパ研究室)
Tel/Fax: 03-5454-6112
E-Mail: desk@ask.c.u-tokyo.ac.jp
http://ask.c.u-tokyo.ac.jp/~desk/