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展覧会レビュー

村田真 原久子

  草野晶子個展
5/5〜17 信濃橋画廊5[大阪]
 
 
草野晶子個展
いったん写真に撮った風景の要素を一部すっぽり切り抜いてみたり、重ね合わせてみたり、作品づくりの手法は大きく以前と変わったわけではない。けれど、展覧会の構成として作品の構図や色が同じようなものに偏ってない分、展示室のなかで目を散歩させることができた。草野さんが真顔で熱く自作について語ってくれたことに感謝。
[5月8日(木) 原久子]
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中川敦夫展 かいじゅうの王冠
5/8〜20 複眼ギャラリー[大阪]
 
 
中川敦夫展 かいじゅうの王冠 中川敦夫展 かいじゅうの王冠
太めのフエルトペンのポスカの黒で、どこからはじまってどこまで続いているのか得体の知れない奇怪な身体を描いてゆく。あらかじめ用意してきたキャンヴァス布に描いた色付きの顔を白い壁に何カ所か張り、そこからどんどん増殖させるようにペンを走らせる。ライブペインティングというか、公開制作。お客が来ると手を止めて作品の話をはじめたりする。以前に観たホラー映画の記憶などから触発されたとか。壁には下書きもしないし、構図を考えて描きはじめるわけではないという。どんどん手から産まれてくるって感じだ。搬出日(白いペンキで絵を消していました)も含めると4回くらい気になって観に来ちゃいました。
[5月8日(木) 原久子]
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小林浩展 -PAINTINGS-
4/21〜5/10 ギャラリーなつか[東京]
 
 
小林浩展 -PAINTINGS-
ぬいぐるみの画像をコンピュータでデジタル処理し、それをキャンヴァスに写している。手の作業としては輪郭線のなかを絵具で塗る(ペイント)だけ。タイトルどおり、まさに「PAINTINGS」。
[5月9日(金) 村田真]
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小林明展
5/5〜10 コバヤシ画廊[東京]
 
 
小林明展
また小林。しかもコバヤシ画廊だ。床にセメントを塗り固めた3枚のパネルが置かれ、その下から頭蓋骨のレントゲン写真2枚と示談書の写真がのぞいている。示談書は作者が追突事故にあったときのもの。ということは、2枚のレントゲン写真は事故でケガがなかったか調べるために撮られた作者本人の頭蓋骨だろう。この人は私的な出来事をモチーフにする傾向がある。遺作はたぶん自分の死をあつかったものになるだろう。
[5月9日(金) 村田真]
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織りだされた絵画
  3/18〜5/25 国立西洋美術館
 
 
織りだされた絵画
西洋美術館の所蔵する7点のタピスリーによる小企画展。うち6点は、西洋美術館の基礎をつくった松方幸次郎の旧松方コレクションに含まれていたが、昭和初期の恐慌で競売にかけられ散逸。ところが2001年に所有者が同館に寄贈し、いわばもとのサヤに収まったといういわくつきのもの。それはともかく、このタピスリーというやつがよくわからない。下絵に忠実に色糸を織り込んでいく手間のかかる作業のわりに、表面には織り目があり、額縁みたいな縁飾りも施してあるので、タブローのフェイクかと思ってしまう。おまけに脆弱で退色しやすく、タブローほどの耐久性はない。ならばわざわざタピスリーにするまでもなく、タブローのほうがいいじゃないか。実際、ラファエロやゴヤの描いた下絵は織り出されたタピスリーよりずっと有名だし、はるかに高価なはずだ。でもそれは現代から見ての話。タピスリーは当初、石づくりの家をおおうことで寒気を防ぐ実用的な目的があり、そこにさまざまな図像を織り込んで美しく飾るという装飾の用途もあったらしい。いずれにせよ日本人には縁遠い装飾品である。
[5月9日(金) 村田真]
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ベアト・ストロイリ展 “Sydney Bus Stops 02” 2002
  5/9〜6/28 イナートギャラリー[大阪]
 
 
ベアト・ストロイリ展 “Sydney Bus Stops 02” 2002
styleビル(内側から観たファサードのストロイリ作品)
大阪のビルのファサードに取り付けた作品を観る機会や、本人によるアーティストトークも用意され、ストロイリの世界を満喫。街角のビルボードなどを用いた作品の複数の例、映像作品などを紹介。作品をつくる過程についても説明があった。ギャラリーの移転記念の展覧会でもあり、人が歩道にまで溢れかえり、宴は夜が更けても続いていた。
[5月9日(金) 原久子]
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Irradiation「内省映像の光侵」稲垣元則・豊富春菜・増田妃早子
  5/9〜17 SUMISO[大阪]
 
 
稲垣元則・豊富春菜・増田妃早子
豊富の新作はその嘘っぽさが強烈で、特に空のある風景が際立っていた。ほかの二人の作品もしっかりした仕事でよかったけれど、一番奥の壁にあったこの豊富の空の激しさに一瞬霞んでしまった。
[5月9日(金) 原久子]
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六本木ヒルズ完成記念シンポジウム「アート、デザイン、そして都市」
  5/10、11 六本木フォーラム・タワーホール[東京]
 
 
六本木ヒルズ完成記念シンポジウム「アート、デザイン、そして都市」
六本木ヒルズに置かれたパブリックアートとストリートファニチュアをめぐるシンポジウム。最初に、元建築家だったという港区の原田敬美区長がゲストスピーチし、続いてテレ朝ビルの設計とパブリックアートの選定をした槇文彦が講演。パネルディスカッションは、南條史生をモデレーターに、アンドレア・ブランジ、マーティン・プーリエ、内田繁、デイヴィッド・エリオットらが参加した。プーリエいわく「美術館とパブリックアートは違う。パブリックアートはただブツブツひとりごとをいうのではない」。デイヴィッドいわく「ブツブツひとりごとをいうのは狂気への第一歩」。ブランジいわく「パブリックアートは人々に受け入れられなければならない。でも受け入れない作品も認めるべきだ」。南條いわく「パブリックアートは無視されては失敗だが、それ以上めだつと排除される。その狭いところで成立する」。
[5月10日(土) 村田真]
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