ワークショップ開催レポート

サービスデザイン倶楽部2015
Vol.2 「サービスコンセプト創出」

Service Design Club2015

「サービスデザイン倶楽部」は、“サービスデザインを学ぶ”ことを目的とした、組織や領域を越えた有志メンバーによる倶楽部活動です。2013年からロフトワークと共同で運営を開始し、今年は「東京・渋谷にあるFabCafeのサービスを考える」をテーマに全4回のワークショップを開催しました。本レポートでは、7/31(金)に開催した第2回ワークショップの模様をご紹介します。

Vol.2「サービスコンセプト創出」

前回のワークショップでは、FabCafeユーザーが潜在的に抱いている達成目標(アウトカム)とそれを阻害する課題を明らかにしました。今回のワークショップでは、世の中の成功事例から抽出した「課題解決のヒント」と「FabCafeの資産」を掛け合わせた強制連想により、ユーザーと事業者(FabCafe)の双方にとって嬉しいサービスコンセプトの創出に取り組みました。

1.課題解決のヒント作り

解決しようとしているFabCafeユーザーの課題と同じような課題を解決した事例を挙げ、その成功要因を抽出し、「課題解決のヒント」を作成します。あるチームは「相手に気を遣いすぎて、他のクリエイターと共創できない」というユーザーの課題に対して、「アバターを介したWeb上での共同作業」という成功事例を挙げ、「身元がバレない」という課題解決のヒントを作成しました。

2.FabCafe資産の抽出

運営側が作成したFabCafe紹介資料から、今回の課題解決に活用できそうな資産を単語で抜き出します。FabCafe内に設置されている「3Dプリンター」や「レーザーカッター」、「専門知識を持ったスタッフ」などが挙がりました。

Service Design Club2015課題解決ヒント作り、資産抽出

3.強制連想によるアイデア発想

「課題解決のヒント」と「FabCafe資産」の2つの要素を組み合わせて1つのワードを作り、それを刺激剤としてアイデアを発想します。まず2つの要素を縦軸・横軸に配置してマトリクスを作り、それを埋める形でワードを作成していきます。次に、作成したワードの中から面白い解決策につながりそうなものを各々で選択し、それをヒントにアイデアを発想します。最後に、アイデアの本質的な価値を抽出し、サービスコンセプトを策定します。

Service Design Club2015マトリクスによるワード作り、アイデア発想

Service Design Club2015アイデア全体共有

まとめ

今回のワークショップでは、「ユーザーと事業者の双方にとって嬉しいサービスコンセプトの創出」というハードルの高いゴールに対して、いきなりアイデアを考えるのではなく、一旦発想のヒントを作り、それを刺激剤として発案するという段階的なアプローチを取りました。結果、アイデアがより発想しやすくなり、他の参加者が作ったヒントによりアイデアを閃くといった“共創によるアイデアの発展”も誘発することができました。

(敬称略)