サービスデザインについて

サービスデザインとは、サービス利用者(生活者)が感じる体験価値を重視して、個々のタッチポイントのデザインにとどまらず、事業としてサービス全体をデザインする行為です。

近年、技術のコモディティ化や経済のグローバル化が急速に進展し、 単一の製品や技術のみで差別化を図ることが難しい時代になってきています。 製造業などの多くの企業では、「これまで培った技術を新規事業に活用したい」、 「新規事業を展開したいが独自性のあるアイデアが生まれない」などの課題を抱えており、 これを解決する新たな手法が求められています。

例えば、ランニングシューズ。

生活者が重視する価値は、 ランニングシューズ自体の製品価値から、トレーニングや健康管理といった様々な生活シーンをつないだ豊かなライフスタイルの実現という体験価値へシフトしています。

そのため、個々のサービスをテクノロジーやネットワークでつなぎ、 多様なステークホルダーや複数のサービスが包括的に連携するシステムとして新たな体験価値をデザインすることが必要です。

このように、サービス利用者の体験価値を重視して、サービス全体を設計する一連のプロセスや手法が世界中で研究開発・実践されています。

about Service Design

サービスデザインの広がり

2008年に非営利団体として設立されたService Design Networkは、徐々に会員数を増やし 2011年には世界各国に支部(National Chapter)の設置が制度化されました。 現在は、世界12ヶ国にその拠点が設けられています。

SDN National Chapterは、SDN本部と連携を図りながら、それぞれの国の情勢や関心に応じて、 サービスデザインの科学的な知識と実践の発展に寄与する活動に取り組んでいます。 (National Chapterは、世界共通のSDN会員で構成されています)

日本では、2013年5月にSDN Japan設立準備委員会が設立されて、5月11日に第1回SDN Japan Conferenceが開催されました。 国内企業や関連団体と協力して、主にサービスデザイン関連のイベントの開催と、ビジネスケースやメソッド開発などの関連情報 についての出版活動が予定されています。