山形大学 × 米沢栄養大学 × 大日本印刷

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業サービスデザインプロジェクト

背景

 本プロジェクトは、「健康・栄養・有機エレクトロニクスの3つを柱とした女性にとって快適で豊かな未来の生活の実現」をテーマに、女性研究者が推進者となり、主体的に進めたい!と思う魅力的な共同テーマを創出し、実践していくことを目的としています。本プロジェクトを通じ、新たな手法(サービスデザイン)を使って生活者視点で研究やサービス・プロダクト開発を行う視座を養うことで女性研究者の研究力向上を目指しています。さらに、多様な機関と共同テーマを推進する機会が増えることで、女性特有のライフイベントによる研究中断を減らし、継続して研究に励める環境の構築も期待できます。

※本プロジェクトは、文部科学省推進の『ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ 女性研究者研究活動支援事業』として採択された山形大学・米沢栄養大学・大日本印刷株式会社の3機関による産学連携型のプロジェクトです。ダイバーシィティ活動に積極的な株式会社帝人様も参画いただき、計4機関で実施しています。

グラフィックレコーディングによるプロジェクト概要のまとめグラフィックレコーディングによるプロジェクト概要のまとめ

プロジェクト全体計画

3年計画の本プロジェクトは、以下3つのフェーズに区切って進行しています。
【フェーズ1 2015年10月~2016年3月】
4機関の女性研究者にとって“理想の共創型開発プロセス”の構築
【フェーズ2 2016年4月~2016年9月】
山形の女性にとって快適で豊かな未来の生活を実現する“共同テーマの創出”
【フェーズ3 2016年10月~2018年3月】
“共同テーマの実践”と山形県での実証実験

フェーズ1(2015年10月~2016年3月)の取り組み

フェーズ1では、『4機関が目指すべき理想のプロジェクト計画』を構築しました。

STEP1:取り組みテーマを実現化させる『理想の共創型開発プロセス』の構築
 今回、年齢層や職種、組織文化、研究スタイル等が異なる多様な人々を集めて「未来を創る」という難しいことにチャレンジするため、4機関が気持ちよく、スムーズに共同テーマ開発を進めることができる『理想の共創型開発プロセス』作りを行いました。プロセス自体を女性研究者たちとともに創ることで、合意形成された理想のプロセスを生み出すことができました。

STEP2:取り組みテーマに関して合意形成をする『要件定義書(=デザインブリーフ)』の作成
 STEP1で構築した3年間にわたる長いプロセスを遂行するなかで、プロジェクトメンバーがゴールを見失わないように、取り組みテーマに対する合意形成をする『デザインブリーフ』を作成しました。

 取り組みテーマを、5W1Hで分解し、テーマの意義やゴールイメージをワーク形式でディスカッション、グラフィックレコーディング手法を用いて可視化しました。これにより、今後3年間、ワークショップ時にはこのデザインブリーフを掲げ、常にメンバーで方向性を認識しながら進行していくことができます。

フェーズ1ワークショップの様子 各機関の現状開発プロセスを共有中フェーズ1ワークショップの様子 各機関の現状開発プロセスを共有中

成果

フェーズ1を通じて創出した主な成果物は、以下の2つです。
成果物1:4機関の女性研究者のための“理想の共創型開発プロセス”
成果物2:「フェーズ2の共同テーマ:健康・栄養・有機エレクトロニクスの3つを柱とした女性にとって快適で豊かな未来の生活の実現」の取組み意義やゴールイメージを明確にした“デザインブリーフ”

成果物1 4機関の女性研究者のための理想の共創型開発プロセス成果物1 4機関の女性研究者のための理想の共創型開発プロセス

成果物2 テーマに取り組む意義やゴールイメージをまとめたデザインブリーフ成果物2 テーマに取り組む意義やゴールイメージをまとめたデザインブリーフ

これらの成果物をプロジェクトの軸とし、引き続き、“フェーズ2の共同テーマアイデア創出”を進行していきます。

(敬称略)