RFIDソリューション

重要資産管理向けRFIDソリューション

企業内の重要書類や図面、社外に持ち出すことも多いデジタル機器や工具等にRFIDタグを付与することで、社外への持ち出し等を一元管理できるだけでなく、置き忘れなども防止できます。

概要

お客さま社内にて、より効率的な書類・媒体の貸出・返却・棚卸業務などを実現するため、RFID機器・システムをご提供します。

従来は、営業店の窓口で取り扱う伝票類や社内のデジタルデバイスなどの入庫、貸出、返却、棚卸、廃棄の管理業務の多くが記帳しており、手間や時間が掛かることから、これらの業務の厳正な運用と合理化が課題となっていました。
DNPはこうした課題に応えるべく、重要資産にRFIDを添付し、貸出、返却、廃棄などの際にRFIDを読取ることで、エビデンス取得を可能にしました。また、ゲート型のリーダーライタにより、貸出未許可品の持ち出し・誤廃棄の防止を行います。

システム例

背景

内部統制強化の必要性

個人情報保護法や金融商品取引法などの法律的背景や、CSR対策などの社会的背景などから、書類や媒体の管理はとても重要なこととされています。

書類・媒体管理に関する課題

企業では、書類・媒体管理に関して以下のような多くの課題を抱えています。

特長

【確実性】重要資産の入庫、貸出、返却、廃棄の全記録を一元管理

・いつ、誰が、どの保管箱の資産 を持ち出したか、確実に記録を取ることが可能になります。
・RFIDの活用でデータ収集が自動化され、かつ、正確に行えます。

【安全性】不正持出、誤廃棄の防止

・貸出、廃棄などの対象は、指示データと照合の上、処理します。
・RFIDゲート型リーダーライタにより、貸出未許可、不正持ち出し、誤廃棄を防止します。

【効率性】資産所在の簡単検索、効率的な棚卸

・パソコン端末で検索すると、保管棚が表示され、必要な資産を的確に取り出すことが可能になります。
・書類保管箱のロケーション管理、保存期間管理を併せて実現します。
・ハンディ端末の画面で確認しながら、効率的な棚卸が可能になります。

活用シーン

【適用対象企業・業界】

金融機関、倉庫会社など

導入事例

一括読み取りによる入出荷確認や洗浄履歴登録などで業務効率化

【レンタルコンテナ会社・A社様】折り畳みコンテナ管理システム

現在、青果物の多くは段ボールで搬送されていますが、段ボールは組み立てに手間がかかるだけでなく、使用後の廃棄処理などに課題があります。そのため、近年、青果物の流通にリユース可能なプラスチック製のレンタルコンテナを利用するケースが増えてきています。
一方レンタルコンテナでは、その流通過程で正規にレンタルコンテナ会社に返却されず回収などの個体管理に課題がありました。
今回、これらの課題解決のために、UHF帯RFIDタグを折り畳み式のレンタルコンテナに装着してコンテナの貸出・返却・在庫状況を可視化するとともに、コンテナで搬送される青果物のトレーサビリティ情報(生産者、品種、等級、重量、受入時間など)をコンテナ単位で一元管理できるシステムを構築しました。

DNPは、以下の3点をトータルでサポートしています。
・RFID新規開発
・RFID運用現場構築・設置
・システム設計・開発・運用

棚卸作業が20分の1に短縮

【地方銀行・B銀行様】書類集中管理システム

銀行には債務書類のほか、入出金伝票、ATMの記録票など、多岐にわたる書類があり、それぞれ異なる保管期間が法律で定められています。さらに、資料照会への対応もあり、管理業務の効率化が課題となっていました。
今回、DNPの書類集中管理システムを採用することで、保管箱の所在管理だけでなく、入出庫、保管、廃棄といった最終処分までの全作業の流れを効率化することができました。
従来は12,000以上におよぶ保管箱の棚卸作業を10日ほどかけて行っていたところ、本システム導入後はハンディリーダーをかざすだけで処理できるようになり、棚卸作業が半日に短縮されました。

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