「日常的なプチギフト」で私らしさ、表現

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ハロウィン、クリスマス、お正月などイベントシーズンが到来。
1年を通じてギフトシーンをみると、シーズンギフトのほかにも、人生の節目のお祝いごとで贈られるライフイベントギフト、日常生活のなかで贈られるカジュアルギフトがある。「誕生日のプレゼント」(29.5%)が最も贈られており、次いで「お歳暮、冬ギフト」(28.7%)、「お中元、夏ギフト」(27.5%)が贈られている。

1年間のギフト実施率
1年間のギフト実施率

コミュニケーションツールとして贈られるカジュアルギフト

近年、“お歳暮・お中元”は“冬ギフト・夏ギフト”へ名前を変え、儀礼的なやり取りは減りつつある。家族や親戚など親しい人に本当に喜ばれるものを贈るスタイルが主流となり、人と人とをつなぐ本来のギフトが担う役割が大きくなってきている。
ギフトごとに「よいコミュニケーションの機会となる」という意識をみると、「日常的なプチギフト」(31.6%)が最も高い。そのほか「ハロウィンのプレゼント」(26.5%)、「訪問時、外で会うときの手土産」(25.5%)、「旅行のお土産」(22.8%)などが次いでおり、日常的なシーンで贈られるカジュアルギフトのコミュニケーションツールとしての役割が大きいことがわかる。

各ギフトへの意識[よいコミュニケーションの機会となる]
各ギフトへの意識[よいコミュニケーションの機会となる]

「日常的なプチギフト」は気持ちを表現する新たな手段

「日常的なプチギフト」は、ほかのギフトと比べ、比較的安価なものが贈られる傾向がある。スーパーマーケットやバラエティーショップなどで購入するなど、普段の買い物と同様にカジュアルに購入されているギフトであるが、「自分らしさや感性を表現したい」という割合がほかのギフトと比較して高く、あらたまったものでなくても、ちょっとした自分のこだわりや気持ちを込めて買われている。「日常的なプチギフト」を贈っている人は、「贈り物を贈る際にはカードや手紙などを添えるほうだ」が全体平均よりも14.2ポイント高い23.1%となっているなど、贈り方や贈るタイミングなども工夫しながら、相手への気持ちを表現するツールとなっている。

「スタンプ」「いいね」で気持ちを伝えることがあたりまえになるなど、人と人とのコミュニケーション手段が豊かになっているなかで、プチギフトは気持ちを形にあらわして伝える新たな手段として今後さらに広がっていきそうだ。
今後も生活者潮流では、コミュニケーションと消費が重なるギフト・コミュニケーションに注目して発信していく。


DNP「日常生活とギフトに関する調査」
調査時期:2014年11月、2015年3月
調査対象者:全国の16~79歳男女 2,600名
調査手法:インターネット調査

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マーケティングインサイト・ラボ 川村 美佳