コミュニケーションチャネルの変遷 2016

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2016年も幕が開けました。

DNPが2001年から毎年実施している「メディアバリュー研究」の定点調査も昨年10月に第15回目を迎えました。メディアやチャネルの利用の仕方は、生活者の暮らしの変化を映します。

新年のご挨拶にかえて、最新の調査結果速報をご紹介します。

メディア利用率の推移〈速報〉

 

チャネル利用率の推移〈速報〉

 

インターネット利用者は拡大し続けていますが、ここ数年はパソコンからの利用率の伸びは鈍化しており、携帯電話(スマートフォンからの利用含む)からのインターネット利用者の伸びが目立っています。買い物で携帯インターネットやスマートフォンを利用する割合も42.0%となり、カタログ通販の利用率とほぼ並びました。
メディア環境が急速に進化してきたことなどを背景に、年代やライフステージによって日常的に利用するメディアは大きく異なり、10~30代では携帯インターネットの利用率は9割を超え、テレビを上回っています。

また、主要チェーンが最高益を発表するなど、好調が伝えられるコンビニエンスストアは、誰もが利用するマスチャネルとして定着し、引き続き利用率は上昇し続けています。
既婚男性が食品スーパーで買い物をするようになり、主婦はコンビニエンスストアを利用するなど、ライフスタイルが多様化するなかで、生活を支える店舗チャネルの利用の仕方も変化し始めていることが見えています。

利用が拡大しているメディアとチャネルの利用者の評価で特徴となっているのは、

「携帯インターネット」
・時間つぶしに利用する
・すぐに知りたいことを調べるために利用する

「コンビニエンスストア」
・つい行ってしまう
・行きやすいところにある

スマートフォンを使いこなし、多くの情報やサービス、そして仲間とつながった状態で暮らすようになった生活者は、メディアに触れながら目的と出会い、行動するようになりました。

昨年は、DeNAが「Anyca(エニカ)」を開始。今年は民泊が解禁されることが見込まれており、個人間で資産を有効活用し利益を得る「シェアリングエコノミー」が国内でも注目されています。テクノロジーやネットワークの進化は、生活者の「買いたいときに買いたい」 「必要なときに必要な分だけを消費したい」「知りたいときに知りたい(調べたい)」という考えを、わがままではなく当たり前の欲求として受け止め、それらを実現し始めています。

あらためて、生活者の気分や欲求の本質を理解することが求められる1年となりそうです。


※コミュニケーションチャネル:DNPメディアバリュー研究では、生活者と企業との接点(情報メディアと購買チャネル)をコミュニケーションチャネルととらえています。
※Anyca(エニカ):自動車を使わない間は使いたい人にシェアしたい「オーナー」と、必要な時に好みの自動車を使いたい「ドライバー」をマッチングする、DeNAのカーシェアサービス。