節分は豆まきよりも「恵方巻き」[食MAP]

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2月3日の節分の日は豆まきをされた方も多いと思いますが、最近どこのお店でも「恵方巻き」を大きく取り扱い、購入して食べる家庭が増えているように思われます。「恵方巻き」を食べるのは、もともと関西の風習でしたが、首都圏ではどれくらい浸透しているのでしょうか。今年の2月3日の食卓を見てみましょう。


「食MAP」とは
食品の購買から、調理、消費までをパネル形式で調査した、首都圏30km圏内在住400世帯の食卓データベースです。 1998年から毎日の食データを蓄積しており、 POSデータ等では分からない食生活の実態をとらえています。
※本記事は、「食MAP」の家族世帯(2人以上既婚世帯)の2012~2015年の2月3日の夕食のデータを使って、メニュー分類「のり巻き寿司」を「恵方巻き」として分析しています。

5割近くの家庭の食卓にのぼる「恵方巻き」

「恵方巻き」とは、節分の日の夜にその年の恵方に向かって食べると縁起が良いとされている「太巻き(巻き寿司)」で、大阪を中心に行われていた習慣です。1998年にセブン‐イレブンが商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻き」を採用し、全国発売をしたことで広まったとされています。

「恵方巻き」が夕食に出現した比率は2013年から年々増加し、2016年は全体で47.0%と半数近くの家庭で食べられています。
各世帯を主婦の年代別で見ると、特に今年は20代と60代の家庭で伸びが顕著で、前者は70.6%、後者は61.4%の家庭で食べられるという結果になりました。

2月3日の夜の食卓に「恵方巻き」(のり巻き寿司)が出た家庭の比率

 恵方巻きが出た家庭の比率

約65%は出来合いの「恵方巻き」を購入

「恵方巻き」は店頭での販促の成果もあってか約65%の家庭は惣菜として出来合いを購入、約35%でのり巻きを手作りしています。年齢別で見ると、最も手作りをしているのが20代の若い主婦世帯で41.7%、出来合いを買ってきているのが多いのは60代主婦家庭で約7割となっています。この世代は今年の節分で「恵方巻き」の食卓の出現比率が伸びた層でもあります。

「恵方巻き」の手作りと出来合いとの比率

 「恵方巻き」の手作りと出来合いとの比率

手作りの具材は7ではなく5種類

「恵方巻き」には七福神にちなんで7種類の具材を使うとされていますが、実際の家庭では平均4.75種類の具材を使用しているようです。またその種類は「たまご」「きゅうり」「かに風味かまぼこ」「まぐろ」「サーモン」「でんぶ」といった、のり巻きにはポピュラーなものになっています。

「恵方巻き」の具材の使用状況(2016年2月3日)

 「恵方巻き」の具材の使用状況

2000年にまだ1割の家庭の食卓にしか上がっていなかった「恵方巻き」は2016年には5割近くにもなり、節分の日は豆まきをするより、「恵方巻き」を食べる家庭が増えているといわれています。また「恵方巻き」を模したロールケーキやその他のお菓子も次々に発売されています。
商品がなかなか売れない現在ですが、節分以外でも食品で手軽に縁起のよいイベントを行えるという楽しさは、生活者に受け入れられています。


DNP調べ「食MAP」より ※食MAPは株式会社ライフスケープマーケティングの登録商標です。
調査対象:首都圏30km圏内の家族世帯 約360世帯(64歳以下の主婦を含む家族世帯)
分析対象期間:2012~2015年の2月3日
食卓機会:夕食
調査手法:パネル調査 

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包装事業部 企画本部 滝沢 雅夫