さっぱり?刺激?猛暑日の食卓とは[食MAP]

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今年も「猛暑の夏」といわれていますが、暑い日が続くと、家庭の食卓はどうかわるのでしょうか。
昨年7月31日から8月7日までの8日間連続猛暑日(最高気温35度以上)の時の食卓を中心に見ていきたいと思います。


「食MAP」とは
食品の購買から、調理、消費までをパネル形式で調査した、首都圏30km圏内在住400世帯の食卓データベースです。 1998年から毎日の食データを蓄積しており、 POSデータ等では分からない食生活の実態をとらえています。
※本記事は、「食MAP」の家族世帯(2人以上既婚世帯)のデータを使って分析しています。

猛暑日は冷たい「麺」とさっぱりおかず

2013年から2015年の最高気温35度以上の猛暑日の食卓に登場するメニューは、昼食も夕食も主食は「冷やし中華」「そうめん」などの冷たい麺メニューが中心となり「ご飯」はあまり出てこない結果になりました。またおかずメニュー(主菜・副菜)は「豚肉の冷しゃぶ」「焼きなす」「冷奴」「チキンサラダ」など、さっぱりとしたものが多くなっています。
比較のため最高気温が29、30、31度の日の食卓を見ると、「チンジャオロース」「海老のチリソース炒め」が普段より登場していたのに、35度以上の日では、脂っこいものが敬遠されてか、普段より登場が減っていました。

最高気温35度以上の日と年間平均(通常)とのメニューTI値比較

猛暑日のメニュー

手間がかからないことも大事

調理にどの程度手間をかけているのかを使用材料から見てみると、「冷たい麺」メニューが中心となっているため「つゆ・たれ類」「麺・パスタ類」が多く使われていますが、そのまま食らべれる「惣菜」類、簡便調理の「主食類冷凍食品」も多くなっており、手間のかからない調理となっています。
逆に「野菜・山菜・豆類」「基礎調味料」など素材から調味料を使用して調理することは、かなり少なくなっています。
夕食メニューで見ても、単品で済ませられる「鉄火丼」「うな丼」などの丼メニューが普段より多く登場しています。

7月31日~8月7日(最高気温35度以上の日)と7,8月平均材料TI値との差分猛暑日の材料

猛暑が続くと食欲を刺激するメニューが登場

猛暑日が連続するとどのようなメニューが登場するのかを見てみました。やはり食欲を刺激する「牛丼」などのスタミナメニュー、「ビーフカレー」などのスパイシーメニュー、「酢の物」「梅干」などのすっぱいメニュー、また熱中症対策か「スポーツドリンク・栄養ドリンク」が伸びていました。

猛暑日2015年7月31日から8月7日までの登場回数推移猛暑日のメニュー推移

今回は猛暑日の食卓を見てきましたが、暑さで調理はしたくない、食べるならさっぱりしたもの、暑さバテや熱中症に気をつけたメニュー、食材が登場していました。
今年の夏も手間のかからない惣菜、麺をおいしく食べれる食材、スパイシー・すっぱいメニューが多く登場することが予想され、また暑さによって調理のプロセスも変わることが注目です。


DNP調べ「食MAP」より ※食MAPは株式会社ライフスケープマーケティングの登録商標です。
調査対象:首都圏30km圏内の家族世帯 約360世帯(64歳以下の主婦を含む家族世帯)
分析対象期間:2013年~2015年、2015年7月31日~2015年8月7日
食卓機会:一日計
調査手法:パネル調査

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包装事業部 マーケティング企画本部 滝沢 雅夫