DNPメディアバリュー研究「情報接触スタイル2017」スマホを暮らしに取り入れ、買い物を楽しむ「モバイル販促メディア派」

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共働き世帯が増えるなか、仕事と家庭、子育ての両立には、さまざまな暮らしの工夫が必要となっています。今回は、DNPメディアバリュー研究「情報接触スタイル2017」の8つのタイプのなかで、子育て層の占める割合が最も多い「モバイル販促メディア派」に注目し、買い物に関する意識や行動をひもときます。

スマホを生活に取り込み、買い物情報にふれる

「モバイル販促メディア派」は、携帯電話やスマートフォンなどのモバイルツールを中心にネットメディアにふれており、「ポータルサイト」や「メーカーサイト」「ショッピングサイト」「電子メール」の利用率も9割を超えています。また、「街頭・車内広告」「店頭販促物」などの販促メディアや、「テレビ」「雑誌」などのマスメディアについても利用率が高く、幅広く情報にふれています。

メディア利用率


ライスステージ別の構成比をみると、子育て層が51.8%。性別では、女性が70.1%を占めています。

ライフステージ別、性別構成比

スマートフォンで利用するネットサービスをみると、音楽を聴いたり動画を見たり、新聞・ニュースを読むだけでなく、「商品の評価サイトを見る(68.4%)」 「料理のレシピを見る(65.3%)」「クーポンを利用する(65.8%)」「チラシを見る(53.2%)」など、買い物に関わる情報にふれている傾向が他のタイプと比較して高くなっています。

スマートフォンでのネットサービス利用率

複合商業施設、ワンプライスショップなど、リアルなチャネルを幅広く利用

買い物では、PC販促メディア派についで幅広いチャネルを利用しており、「コンビニエンスストア」「ドラッグストア」「大型・総合スーパー」「食品スーパー」などの生活に密着したチャネルの利用率が9割を超えるほか、「複合商業施設(92.9%)」「ワンプライスショップ(89.3%)」「駅売店・駅ナカ(69.5%)」「アウトレットストア・アウトレットモール(67.0%)」などの利用率も、他のタイプに比べて高い傾向がみられます。
モバイルショッピングの利用率は、ネット中心派、スマホ中心派に次いで3番目に高い69.5%。洋服や旅行などの自分の好きなものを買うチャネルとしてモバイルショッピングも取り込みつつ、リアルなチャネルを中心に買い物を行っています。

チャネル利用率

買い物は好き

買い物に関する意識をみると「買い物は楽しい(86.3%)」「お店で商品を見て歩くことが好き(76.6%)」「気晴らしで買物をする(57.4%)」が他のタイプと比べて高く、利便性を追求するというよりも、買い物が好きで、とくにリアルなお店で商品探索することを楽しんでいる様子がうかがえます。

買い物意識

スマートフォンで販促情報をみる「モバイル販促メディア派」は、高校生以下の子どもと同居する子育て層が多いことが分かりました。このタイプは、スマートフォンを活用して情報収集を行うだけでなく、実際にお店に足を運んで商品を探索することを楽しむなど、買い物に対してアクティブです。暮らしを変えていくさまざまなネットサービスが登場するなかで、それらを柔軟に取り入れて活用する層の購買行動には、引き続き注目が必要です。

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マーケティングインサイト・ラボ 飯田 晃生