2015年8月6日

食品の微生物検査を簡便に行うフィルム培地と計測システムを開発

消費者の「食の安全・安心」に対する関心の高まりに伴い、食品衛生検査を行っている食品会社や飲料メーカーおよびその受託機関において、微生物検査の件数とその頻度が増加しています。このような需要に応えるために、DNPでは、食品微生物検査をより簡便で精度の高い計測を短時間で可能とする製品を開発しました。

これはDNPのコア技術である印刷のコンバーティング技術を駆使したフィルム培地により、従来までの寒天培地に比べ、取扱いが簡単で、確実かつ効率的な検査業務が可能となります。既に販売している一般生菌数測定用を含めた3種類のグレードに加え、現在、黄色ブドウ球菌数測定用を開発中です。

また、DNPが長年培ってきた独自の画像解析技術による精度の高いコロニーカウントシステムにより、検査作業の平準化を実現し、作業者によるカウントの誤差を解消しています。また、目視と手作業で検査を行っていた作業者の負荷軽減も実現します。

DNPは今後も、強みである印刷技術や情報技術を融合した総合力で、これまで提供してきた食品向け包装材料に加え、ますますニーズが高まる農業や健康医療分野にも展開を図ることで社会の発展に貢献していきます。


※弊社「 DNP微生物検査用フィルム培地 Medi・ca」は、2021年3月31日をもちまして、キッコーマン株式会社に譲渡することになりました。2021年4月1日以降は譲渡した事業につきまして、キッコーマン株式会社のグループ会社であるキッコーマンバイオケミファ株式会社で「微生物検査用フィルム培地 Easy Plate」として引き続き販売されますので、ご愛顧のほどお願い致します。


ニューストップへ

検索・絞り込み

発表時期
カテゴリ
製品・サービスの16カテゴリで絞り込む
IRの9カテゴリで絞り込む

検索