DNPは、製品やサービスを社会に供給するモノづくり企業の責任として、安全性と品質がすべてに優先することを認識しています。DNPの安全と品質の取り組みの基本は、製品やサービスの使用場面をイメージし、何が求められる品質で、何が安全で、何が使いやすいのかを生活者視点で考え、改善を繰り返すとともに、企画提案から納入までのすべての段階において生活者から満足いただける製品・サービスの提供に努めています。
取り組み紹介
2017年08月31日
【2016年度活動報告】事業部横断型活動による安全・品質・効率向上活動
2016年07月05日
【2015年度活動報告】海外を含めた品質及び製品安全に係る横断活動の強化
2014年04月03日
品質向上に向けたグループ横断型活動「生産革新実践会」の実施
2013年11月27日
高度な品質管理と効率的な品質検査を実現する検査装置開発「キュアキュービック」
製品の安全性や品質についての方針
DNPは、製品に求められる規格や法の規制に適合することはもちろん、安全性や品質について社会の期待を上回る製品を提供するため、方針を定めるともに、グループ一体となって体制の強化や社員教育などを通じて、レベルの維持・向上に努めています。
DNPグループの品質経営
DNPグループの事業範囲は多岐にわたっているため、取り扱う製品・サービスも違えば、それらの安全性や品質の管理手法も事業によって異なります。事業分野に即した品質活動を進めるとともに、社会や顧客のニーズを的確に捉え、シナジー効果を徹底して追求するため、グループ横断活動や社員教育にも取り組み、グループ全体での品質経営を目指してしています。
<品質経営にもとづくグループ横断活動>
品質経営を推進する核となる取り組みがグループ横断活動である「モノづくり21活動」※です。DNPでは、この「モノづくり21活動」のなかで、製品安全事故防止や品質向上に向けたさまざまな改善活動(=現場改善実践会)やプロフェッショナル人材の育成を行っています。
※ものづくり21活動
市場構造変化に適応した筋肉質のモノづくり体質をつくるための活動です。品質・コスト・納期・環境面での活動目標や成果指標を数値化し、それらを全員にオープンにすることによりムダを省き、目標達成をめざします。製造の改善活動を活性化しながら、受注から物流・納入までの全体最適を図るため、企画開発、営業などの顧客との入口部門での改善にも注力、顧客視点にたった活動を強化しています。
<安全性を確保するための取り組み>
製品安全については、本社および各事業部、各グループ会社に製品安全委員会を設置し、各種の指針を作成・周知しています。
製品安全の取り組みは継続性が重要なため、年2回定期的に製品安全確保の仕組みの点検やすべての製品群に対するリスク評価を実施しています。その結果をふまえて、管理体制の見直しや製品の設計変更・製造プロセスの改善等を行い、より高い安全性確保を目指しています。
<品質を確保するさまざまな規格取得>
品質向上を着実に果たしていくため、さまざまな規格の取得にも積極的に取り組んでいます。品質マネジメントとしてI SO9000シリーズ、包装分野等の食品安全品質認証マネジメントシステムISO22000を取得しています。
また、情報管理に関して、カードや証券・利用明細などを扱う分野ではITセキュリティ認証(ISO/ IEC15408)、個人情報保護(プライバシーマーク)、情報セキュリティ(ISO27001 / ISMS)の取得も進めています。