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2011.10.08


第59回 レオロジー討論会
( 桐生市市民文化会館 2011年10月6日〜8日 )


凹版印刷用インキの流動特性とレオロジー

グラビア印刷における「およぎ」現象とは印刷物上に色ムラが生じる印刷不良ですが、過去にこの現象をインキの流動特性の定量化という形で説明した例はありませんでした。まず印刷過程を高速度カメラにて撮影し、およぎの発生場所の特定を試みたところ、およぎは版胴上のインキが原紙に転移する過程で発生していることが判明しました。次におよぎ現象をデジタル画像解析により数値化しました。そのデータに対して我々が見出した流動特性式を用いてレオロジーパラメータの降伏項、粘性項、弾性項の各項の寄与率を求めたところ、粘性項の寄与率が約8割を占めることがわかりました。粘性項のレオロジーパラメータは損失弾性率G”であり、「およぎ」の発生度合いはインキの持つ損失弾性率G”と極めて相関性が高いということがわかりました。




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