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2013.07.19


第62回 高分子学会年次大会
(国立京都国際会館 2013年5月29日〜31日)


溶液ラジカル重合における末端変性アクリル系ポリマーの合成

インクジェットインクやカラーレジストなどの顔料分散体が優れた性能を発揮するためには、これらの構成成分の相溶性制御が非常に重要です。
その中でも、疎水性のバインダー用ポリマーは塗膜強度等の点で優れますが、上記用途で使用される親水性のグリコール系溶媒に対して相溶性が悪く、顔料分散体の光学特性やレオロジー特性の悪化を招くことから系への導入が困難でした。
 今回、溶媒中でアクリルモノマーのラジカル重合を行い、ポリマー末端に溶媒由来の構造を持たせることで、溶媒との相溶性を向上させた新規なポリマーを開発しました。
この新規なポリマーは、相溶化剤としての機能を有することが確認されており、顔料分散体のバインダー用ポリマーとして用いることにより顔料の凝集を抑制します。
この効果により光学特性・レオロジー特性の向上が可能となったことから、当社において高機能印刷用インクのベースポリマーとして実用化を達成しています。




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