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2014.09.19


 第63回 高分子学会年会

「重合溶媒残基を末端に持つアクリル系ポリマー合成における開始剤ラジカルと溶媒との反応解析:
量子化学計算による反応シミュレーション」

インクジェットインクやカラーレジストなどの顔料分散体が優れた性能を発揮するために、樹脂の性能が非常に重要です。今回、溶媒中でアクリルモノマーのラジカル重合を行い、相溶化剤としての機能を有することが確認された新規なポリマーを開発し、その構造について解析を行いました。
その結果、重合時の溶媒残基が一部ポリマー末端に導入されていることが判明しました。

今回、溶媒残基がポリマー末端に導入される反応について、量子化学計算を用いて反応シミュレーションを行いました。
シミュレーションから得られた結果は、ラジカル重合時に用いる重合開始剤の構造によって溶媒残基の末端導入率に差があることが示唆され、これは実験結果とよく一致していました。

このシミュレーションを用いることにより、ラジカル重合に用いる溶媒と重合開始剤の構造情報から、ポリマー末端への溶媒残基の導入され易さを予測することが可能となりました。


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