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ギンザ・グラフィック・ギャラリー第275回企画展 矢萩喜從郎展[Magnetic Vision/新作100点]
2009年5月8日(金)〜5月30日(土)

 5月のギンザ・グラフィック・ギャラリーは<矢萩喜從郎展[Magnetic Vision/新作100点]>を開催いたします。
 1988年の「Shot by a Sight」から続く矢萩喜從郎氏の視覚世界への探求。「Perceiving by Sight」(1992)、「One’s Point of View」(1994)、「Hidden Accumulated Vision」(1998)、「Existence Appearance」(2000)へと続く同シリーズは、視覚世界の不思議な成り立ちを様々な角度から紐解こうとするものでした。
 今回100点におよぶ新作で臨む新シリーズ「Magnetic Vision」、引き寄せられる視野。ある部分を虫眼鏡を通して見るとその部分が拡大して見えますが、その逆、レンズの内側の世界が、その周囲の景色まで含んだより広い世界を凝縮した状態、つまり周囲の世界を磁力によって引き寄せたような映像になっています。「作品のフレームに切り取られた映像が周囲と連綿と続いているという意識をいかに掬い上げられるか」「意識して見ている世界に本当に肉薄できるか」を問う作品群です。
 

会場


ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
2009年5月8日(金)− 5月30日(土)

〒104-0061 中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
tel. 03.3571.5206
日曜・祝祭日休館 11:00a.m.−7:00p.m.(土曜日は6:00p.m.まで)  入場無料

ギャラリートーク


日時 : 2009年5月15日(金) 6:30−8:00p.m.
会場 : DNP銀座ビル5階
出演 : 矢萩喜從郎、澤田泰廣、松下計

*入場無料 要予約 定員70名

*参加ご希望の方は、ギンザ・グラフィック・ギャラリーまで、お申込みください。


オープニングパーティ


日時 : 2009年5月8日(金) 5:30−7:00p.m.
会場 : ギンザ・グラフィック・ギャラリー

お問い合わせ、ご質問などは、下記までご連絡ください。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー 担当:尾澤/ tel.03.5568.8023/email: ozawa@icc.dnp.co.jp

矢萩喜從郎(やはぎ・きじゅうろう):
1952年山形県生まれ。建築家、デザイナー。早稲田大学大学院理工学研究科修了。慶應義塾大学理工学部非常勤講師。建築、ランドスケープ、グラフィック、プロダクト、家具、写真、アート、彫刻、評論を手がける。ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ特別賞(1980)、金賞(1990)、原弘賞(1988)、桑澤賞(1995)、講談社出版文化賞ブックデザイン賞(1995)、勝見 勝賞(1999)等。
主な著書、作品集、写真集:『VISIONS OF JAPAN』(1991)、『HIDDEN JAPAN─自然に潜む日本』国際交流基金による世界巡回展継続中(六耀社 1993)、『点在する中心−〈創造〉をめぐる10の対話』共編(春秋社 1995)、『TURKANA』ケニアの最小民族エル・モロ族(日清紡 1998)、『矢萩喜從郎・パサージュ』(朝日新聞社 1999)、『平面 空間 身体』(誠文堂新光社 2000)、『多中心の思考』(誠文堂新光社 2002) 『矢萩喜從郎』(トランスアート、ggg Books 2002)、『空間 建築 身体』(エクスナレッジ 2004)、『建築 触媒 身体』(エクスナレッジ 2006)。
主な建築作品、建築コンペティション、家具、プロデュース作品:「市川の家」(2003)[2004年千葉県建築文化奨励賞受賞]、[日本建築学会作品選集2005]、「コンカード横浜」(2008)[神奈川県建築コンクール奨励賞受賞]、「イドロスカーロ都市公園国際アイデアコンペティション」(ミラノ県主催 1999)[入賞]、「WHY NOT?」椅子全7作品(2007東京都現代美術館パーマネントコレクション)、「旭川ポリフォニー, 2008」(総合ディレクター)等。

矢萩喜從郎は、視覚世界の不思議な成り立ちに興味を持ち、その世界の謎に様々な角度から迫ろうと、作品を創造してきている。矢萩の作品の特徴は、視覚世界に対してコンセプチュアルな表現を通した紐解きを意識し、制作していることである。その様な稀有なトライアルだからこそ、世界のグラフィック界、アートの世界においても、批評家達に高く評価されている理由になっている。
最初、「Shot by a Sight」(1988)のシリーズが発表されたが、その中の作品が、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレで金賞を受賞している。そしてその「Shot by a Sight」のコンセプトが注目され、バングラデシュ・アートビエンナーレ(1993)には、日本代表アーチストとして参加を要請される。その後、矢萩の視覚世界を紐解くシリーズは、「Perceiving by Sight」(1992)、「One's Point of View」(1994)へと続いていく。アートの分野においても、「One's Point of View」は、韓国現代美術館で「The One Aspect of Contemporary Japanese Design」展(1994)の中で発表され、その動きはCCGA「矢萩喜從郎:視触・視弾・そして眼差しの記憶」展(2002)にまで繋がっていく。矢萩の探究は、更に「Hidden Accumulated Vision」(1998)、「Existence Appearance」(2000)のシリーズへと連綿と続き、そして今回の展覧会へと続いている。
このシリーズの名称は、内容を明確に示す「Magnetic Vision」(「引き寄せられる視野」)と名付けられ、シリーズ作品として100種類創作された。作品の最大の特徴を挙げるなら、作品のフレームよりもむしろ周囲の世界を磁力によって引き寄せた状態の映像になっていることである。というのも、ある箇所に虫メガネを近付けて見た場合、その部分が拡大した画像が現れるが、矢萩の作品はその逆、つまり白い細い丸線の中に示された画像が、画面の周囲まで含んだ広範囲の世界を凝縮していることに因る。今回の「Magnetic Vision」は、作品のフレームに切り取られた映像が周囲と連綿と続いているという意識をいかに掬い上げられるかという問と、意識して見ている世界に本当に肉薄できるかという両方を、見る者に鋭く問うものである。視覚世界に眼差しを持ちたいと思っている人であれば、自ずと視る深度が深まり、日常の世界においても、除湿されて乾いた透明な世界が顔をのぞかせていることに気付かされるのではないだろうか。






Kijuro Yahagi | Magnetic Vision | 2008
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