2010国民読書年

本棚を見てみよう・私が見たいあの人の本棚

興味のある人の本棚は、ちょっと覗いてみたくなる。それは、もしかしたら本棚が「人」そのものだからかもしれません。その人の本棚を通じて、読書体験を読み解き、共有するのも読書のひとつ。 ひとりの読書から、「共読」へ。それがこの本棚のテーマです。

日比野克彦の本棚

日比野克彦

毎日、つん読。
行間から読める本のチカラと本というオブジェクトとしての存在感の両方を楽しみたい。
紙という空間に思考をめぐらせることができるのが醍醐味ですね。

日比野克彦が選ぶ20冊

100の指令・日比野克彦

『100の指令』
日比野克彦

ここ10〜15年来、一般の人とワークショップをやっていて。それをまとめた本。ワークショップの本を作ると、お手本例のようになってしまい、それをなぞり、すでに答えがあることを前提にして進めてしまうことがある。ので、それは意図と違うと思い、それでワークショップをやる時の頭の中の回転と発想の仕方をまとめた本。

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『ヒトはなぜ絵を描くのか』
中原佑介

評論家の重鎮「中原佑介」の編著。僕も人はなぜ絵を描くのかということに興味を持っている。一番最初に絵が描かれたとされる「洞窟壁画」のある場所に行ったりして「自分はなぜ絵を描いているのか、絵はなぜ生まれてきたのか」などを考える時があるんですが、この本は、中原さんが「ヒトと絵について」さまざまな角度から根本的なところを追求している書物。

日比野克彦 プロフィール

岐阜市生まれ。80年代に領域横断的、時代を反映した作風で注目される。作品制作のほか、パフォーマンスなど身体を媒体にした表現も用い自己の可能性を追求し続ける。近年は受取手の感受する力に焦点を当て、様々な地域で参加者と共同制作を行いながら社会で芸術が機能する仕組みを創出する実践的な活動を精力的に展開している。現在、東京芸術大学教。