電子書籍

概要: 紙の印刷物と電子出版コンテンツの企画・制作・流通・販売に関わる新しい出版バリューチェーンを構築・強化し、出版市場の活性化を図ります。そのため、紙と電子の両方のコンテンツを効率的に制作できるワークフローの設計、検索・推薦エンジンの開発、読みやすい表示技術の研究、売れ筋商品などの情報分析エンジンの開発を進めています。
出版バリューチェーン全体に関与している強みを活かし、早くから印刷工程の電子化を進めてきた経験と先端技術とを融合させ、生活者・出版社など本に関わる多くの方に高い価値を提供します。

電子書籍制作技術の深耕と電子出版ビジネスのトータルソリューション

 

従来の制作フローは、書籍や雑誌などの紙の出版物を制作してから、電子書籍を作成するフローが主流であった。ところが、スマートフォンやタブレット端末などの普及により、生活者の読書環境が大きく変化してきています。そこで、こうした生活者の読書ニーズに対応するために、紙の本と電子書籍を同時かつタイムリーに、生活者に提供できるように、システム開発と制作製造技術の開発に取り組んでいます。

電子書籍の標準フォーマットはEPUB3.0が主流ですが、紙の本のようにテキストと静止画だけではなく、音声や動画などのリッチコンテンツに対応しています。さらには、あらゆる人が読書を楽しめるように、ユニバーサルデザインにも取り組んでいます。紙の印刷については、1部から大量部数までにシームレスに対応できるように、オフセット印刷とオンデマンド印刷の技術をフレキシブルに組み合わせ、印刷物を効率的に製造・流通させることにも取り組んでいます。

また、DNPでは研究開発、ビジネス推進、コンテンツ企画・制作・製造の各部門が連携し、顧客企業の電子出版ビジネスに関する業務プロセスをトータルソリューションとしてサポートしています。さらに、顧客企業の新たなCS(顧客満足)向上サービスやビジネス展開にも、積極的に取り組んでいます。

関連ニュースリリース:
http://www.dnp.co.jp/news/10086476_2482.html新規ウィンドウが開きます
http://www.dnp.co.jp/news/10098516_2482.html新規ウィンドウが開きます
http://www.dnp.co.jp/news/10101389_2482.html新規ウィンドウが開きます
http://www.dnp.co.jp/news/10102258_2482.html新規ウィンドウが開きます

出版社と読者の新しいコミュニケーションモデルの開発

 

現在、SNSなどの発達は生活者の発信を容易にし、写真やつぶやき等による情報共有や情報共感が大きな動きとなり、世の中を変えていく状況も出てきました。これまでの雑誌では出版社と読者の間で密接なコミュニケーションを実現することは難しかったのですが、電子化やネットワーク化が進むことで生活者との距離が近くなり、これまででは考えられなかった新しい双方向コミュニケーションの可能性が高まっています。 現在、SNSなどの発達は生活者の発言を容易にし、口コミに代表される情報共有や情報共感が大きな動きとなり、世の中を変えていく状況も出てきました。これまでの雑誌では出版社と読者の間で密接なコミュニケーションを実現することは難しかったのですが、電子化やネットワーク化が進むことで生活者との距離が近くなり、これまででは考えられなかった新しい双方向コミュニケーションの可能性が高まっています。
DNPは未来の出版社と読者のコミュニケーションを考える中で、読者は紙や電子の雑誌を読むだけではなく、WEBサイトやアプリで記事を読み、感想や評価を直ちにフィードバックしたり、編集長やモデル・タレント等とオンラインで交流したり、イベントやセミナーを通じて感動や学びを共有したりと、出版社が読者のライフスタイルを高められる体験を提供できる特別な場づくりを実現しています。DNPは出版社と読者の新しいコミュニケーションの形について、これからも提案していきます。

電子ならではの読み方を追求した読書インタフェースの研究開発

 

本を快適に読むには、スムーズな目の動きが欠かせません。多くの読者に対して読書中の目の動きを分析した結果、視点が留まったり戻って読むなど、スムーズさを損なう動きが頻繁に発生すると読む速度の低下につながるとわかってきました。そこで、柔軟な文字レイアウトやスクロール操作ができる電子書籍ならではの利点を活かし、目の動きをスムーズにする様々な独自手法を見出しています。
文章を読む目の動きの変化を視線検出装置で捉えながら、様々な手法を試しました。その結果、視覚心理にもとづく「読みやすい行長」、行末から行頭へスムーズに目を動かせる「最適な位置での改行」、文節毎のスムーズな目の動きを促す「文字ベースラインを階段状に配置したレイアウト」や「微振動テキスト」、そして「スクロール操作」を組み合わせた新しい電子書籍ビューアによって、本の内容理解や読み心地を維持したまま、約1.5倍(600文字/分→900文字/分)も速く読めるようになります。誰もが快適にどんどん読書を楽しめる未来をあたりまえにするべく、これからも研究開発を進めていきます。

「honto」とは電子書籍ストア、ネットストア(通販)とリアル書店の3つの形態の書店を連携したハイブリッド型総合書店サービスです。
「読みたい本に必ず出会える」、「読みたい本を読みたい形で読める」をコンセプトに様々なサービスの開発が行われています。例えば、「hontoポイントカード」はネットでもリアルでも購入時にポイントが付与されることに加え、ネット上の「マイ本棚」には購入した全ての書籍情報を簡単に登録することができます。また、「honto with」アプリにより、丸善、ジュンク堂書店、文教堂の店舗在庫が簡単にわかり、無い場合には、電子書籍ストアやネットストア(通販)で購入することができます。
「honto」は、ハイブリッド型総合書店サービスにより、出版市場の発展に貢献していきます。

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