ディスプレイ

概要:フォトリソグラフィーや色材料、光学材料の開発技術を核としたディスプレイ関連の新製品開発、さらに、独自の光学設計技術を核に、クリーンコンバーティング技術を駆使し、多様な機能をもつ光学フィルム製品を開発、広く市場に提供しています。

液晶テレビなどの最前面に組み込まれる偏光板の表面には、防眩フィルム(Anti Glare : AG)や反射防止フィルム(Anti Reflection : AR)と呼ばれる、画面への傷つきを防止したり、照明や外光の映り込みや眩しさを抑えて、画面を見やすくする機能性フィルムが必ず使われています。
DNPは、印刷のコア技術とされているコーティング技術をベースに、材料技術、クリーン化技術、印刷で培った"感性"を数値化する評価技術などを用いて『見やすく、目に優しい光学フィルム』の開発に成功し、フラットパネルディスプレイ分野の表面処理フィルム市場で世界トップシェアを獲得しています。

 

ディスプレイ用ルーバーフィルム(覗き見防止フィルム)の開発

 

DNPの賦型技術※)を応用展開した商材の一つとしてディスプレイ用のルーバーフィルム(LAF:Louver Array Film)がある。ルーバーフィルムは覗き見防止フィルムとして知られており、ディスプレイ前面に貼ることで映像光の出光方向を制御(ある範囲の光は透過させ、それ以外の光は遮光する)できるフィルムである。DNPの賦型技術によりフィルム表面に高分子材料の微細なブラインド構造を形成し、出光方向の制御を可能としている。銀行ATM、PC、スマホ/タブレット等で使用される他、カーナビでも夜間のフロントガラスへの映像の映りこみ防止効果を持たせる目的で使用されている。

※)賦型技術とは、加熱または溶液にして流動性を持たせた高分子材料に対し、表面に微細形状を持つ金型で型押しすることにより、高分子材料の表面に高分子材料を金型表面の微細形状を成型する技術。


  • PC/ATM用
    覗き見防止LAF

  • LAF断面写真
 
関連ニュースリリース:
http://www.dnp.co.jp/news/10116098_2482.html新規ウィンドウが開きます

高輝度・高透明スクリーンの開発

 

設置が容易で、大画面で明るい部屋でも高輝度映像を表示できる、超短焦点プロジェクター用透明スクリーンです。
従来の技術では、高輝度と高透明性がトレードオフの関係にあり両立させることが困難で、クリアな映像表示が得られない事が課題でした。DNPの光学設計技術や微細なレンズ成型技術などを活かし、高輝度と高透明性の両立が可能な新たな方式の透明スクリーンを開発しました。省スペースでの設置が要求されるデジタルサイネージ用途に期待されています。

DNPは液晶ディスプレイのバックライトの進化(冷陰極管→YAG型LED→高演色LED→量子ドット)に合わせて、最適な色再現を達成するカラーフィルターを開発してきました。世界に先駆けて開発した、染料タイプの青色感光材料を使用したカラーフィルターをラインナップに加え、高演色LEDとの組み合わせでDCI規格を効率よく100%カバーし、量子ドットとの組み合わせで、将来のBT.2020規格も95%カバーします。DNPのカラーフィルターは、今後普及が進む有機ELディスプレイにおいても、重要な役割を担っていきます。

関連ニュースリリース:
http://www.dnp.co.jp/news/10108910_2482.html新規ウィンドウが開きます
  • 研究所・開発部門