技術開発テーマ

概要:生産技術、生産システムの革新により、新分野開拓・新製品開発、製造コスト削減に結びつけています。

プロセス・制御・材料等の基盤技術、機械設備・IT等の開発・設計力、エンジニアリング力を基に、生産システムを革新し、競合他社を圧倒するQ(品質)C(コスト)D(納期)+E(環境)S(安全)を実現すると共に、新製品・新ビジネス創出を行っています。

 

パターニング技術およびコーティング技術の研究

 

最先端のパターニング技術を確立すべく、インキの転移メカニズム・流動メカニズムの解明を始め、様々な研究開発を進めています。また、ミクロン単位で均一に機能性材料を塗布するコーティングにおいては、高精度な熱・流動シミュレーションにより、世界最高レベルの技術と品質を保有し、光学フィルムや液晶部材などの製造技術に活かされています。


  • ノズル風流れの数値解析

  • ノズル風流れ実験可視化
 

画像センシング・処理技術の研究

 

グラフィック系の絵柄や色調を始め、ナノオーダーの電子部材に至る全ての製品品質を高い水準で維持するために、画像処理を駆使した検査・品質保証技術の研究開発を行っています。開発したシステムは検査装置メーカに劣らない性能を保有、社内に多く導入される他、外販も行っています。また、構造解析を用い、応力集中の起きない(破損し難い)樹脂製品設計、製造条件設計を行い、目に見えない製品品質の向上にも取り組んでいます。


  • 印刷機機上検査装置

  • ナノオーダーの電子部材検査装置
 

工場改善技術、データ解析技術の研究

 

工場全体の人・モノ・情報の流れを見える化し、生産効率を高めるための作業設計、レイアウト設計、物流設計、情報システム設計を行っています。また、様々なデータを組み合わせ、売上げ・利益を予測する仕組みや、新たな需要を探し出す仕組みの開発も行っています。


  • 人の動きの見える化

  • 販売データの見える化
 

からくり改善技術の研究

 

人手作業を簡単な道具あるいは装置に置き換え、最小限の投資で最大限の効率化を図るために、日本古来のからくり人形に見られるような原理(てこ、バネ、歯車など)と、自然に存在する力(重力、浮力など)を利用したからくり改善技術の研究、全社展開を行っています。
また、設備投資の抑制だけでなく、全員参加による改善活動に向けた人材育成にも取り組んでいます。

※からくり改善は日本プラントメンテナンス協会の登録商標です。

カラーマッチング技術の研究

 

顧客の要望する鮮やかな色・微妙な色合いや、細部の形状、質感などを、印刷やプリンター、デジタルサイネージなど、様々なデバイスで再現する技術を研究開発しています。
また、色調や形状を数値化するだけでなく、DNPを長年支えてきたベテランオペレータの「匠の感覚」を定量化することにより、「好ましい」画像を生成する手法も開発しています。この分野では、日本印刷学会技術奨励賞を2010年以降で4件受賞するなど、高度な技術とノウハウを保有しています。

書籍電子化に向けた世界最速レベルブックスキャナーの開発

 

書籍を冊子体のまま1分間に250ページの速さで画像データ化できるブックスキャナーの開発を、東京大学と協働で進めています。機械による高速ページめくりと、リアルタイムで実行される書籍の3次元状態認識技術、さらに高速のゆがみ補正アルゴリズムにより、冊子体のままで、高速スキャンを実現しています。東京大学の進める「知の森プロジェクト(デジタルフォレスト)」の中核技術として活用する他、多種多様な書籍を電子化する業務において、本システムを活用し、製造現場の効率化を推進しています。

世界最速レベルブックスキャナー

 

DNPグループでは2008年からグループ全体の省エネ活動を推進する組織「省エネ分科会」を結成し、全社的な省エネ活動を展開しています。その中で、独自開発したエネルギー見える化システムの活用により、潜在している設備のエネルギーロス改善に取り組んでいます。
さらに、熱・気流シミュレーションによる生産工程のエネルギー適正化、また印刷工程などでの排熱を再利用するシステムの構築・展開などにより、省エネを推進しています。

エネルギーモニタリングシステム

 
  • 研究所・開発部門