氷山の一角が写っているぞ。でもなんかよくわかんない。たぶんこれは、彼の仕事の氷山の一角にすぎないんだろう。てことでひとつ。
枝を広げた木を下から見上げ、ほとんどモノクロームの顔料で描いた大作が4点。真っ白な仮設の壁によく映えるのだが、でもなんかものたりない。
一見、顕微鏡写真を思わせるスウェーデン人画家の絵画展。作品はともかく、問題は場所。ここは中国生まれのユダヤ人、ジョニー・ウォーカーが主宰するZa Moca Foundationの新拠点なのだ。日本橋の新築ビルの最上階2フロアをブチ抜いた、400平方メートルはありそうなスペース。でも片側はガラス張りの窓なので、絵画展は10メートルほどの壁面しか使ってない。いったいなにを目的とするスペースなんだろ。ちなみにHSBCビルは香港上海銀行の社屋。ジョニー・ウォーカーの謎の人脈が見え隠れする。