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オラファー・エリアソン「double sun set」 1999
photo courtesy: neugerriemschneider, Berlin
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 デンマーク生まれでドイツに住んでいるオラファー・エリアソンのユトレヒトでのプロジェクトは、街のビルの屋上にちょっとした造作を点在させて、日没の中でそれを風景として捉えさせるものです。黄色い円は太陽とパラレルなアリュージョンになっています。昼間こうした造作を街のビルの上に点在させて、環境に少し造作を加えておいて我々の感性そのものによって体験させるというものです。
「青き流れ」という作品では、ブレーメンの川に青い顔料を流しました。環境汚染にならない安全な顔料を使っていると思いますが、一般的な意味での環境問題が意識されているわけではなく、ある空間的な条件の中に、なんらかの身近なテクノロジーを導入することによってその情景を異化してしまう。そして我々の身近なものをもう一度フレッシュなものとして体験させ、感覚的に捉えさせるという仕事です。［建畠晢］ |
