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関東エリア 荒木夏実
Exhibition
イリヤ・カバコフ展:シャルル・ローゼンタールの人生と創造

会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期:1999年8月7日〜11月3日
問い合わせ:029-227-8120


イリヤ・カバコフ展:シャルル・ローゼンタールの人生と創造
「シャルル・ローゼンタール」とは、カバコフが設定した架空の画家。19世紀末から20世紀初期を生きた彼の回顧展という形式で展覧会が構成される。カバコフ特有の物語性あふれる世界が期待できそうだ。
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Movie
「ハング・ザ・DJ」

監督:マルコ&マウロ・ラ ヴィラ
会場:シネクイント(渋谷)
会期:1999年7月16日〜レイト・ショー21:20
問い合わせ:03-3406-1166
インターネット:
www.hangthedj.com


「ハング・ザ・DJ」
ユース・カルチャーに影響を与えるカリスマ的存在になったDJたちとクラブ・シーンに密着して作られた映画。モントリオール出身の28歳の双子の監督というのも興味深い。
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Theatre
北区つかこうへい劇団公演 「ロマンス」

作・演出:つかこうへい 出演:古田智則 安村和之 他
会場:三鷹市芸術文化センター・星のホール
会期:1999年9月23日〜10月3日
料金:前売3000円 当日券3500円
問い合わせ:0422-47-5122


北区つかこうへい劇団公演 「ロマンス」
宮沢りえ等の出演で先日ドラマ放映されたが、芝居のストーリーや作りは当然ながらかなり異なっている。熱くて濃い「つか芝居」は好き嫌いの分かれるところだ。
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Music
鈴木大介&渡辺香津美 - クラシカル&ジャズ・ギターデュオ

会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール
日時:1999年10月23日
料金:2000円
問い合わせ:0422-47-5122


鈴木大介&渡辺香津美 - クラシカル&ジャズ・ギターデュオ
若手ギタリスト鈴木大介とジャズ・フュージョン界のトップギタリスト渡辺香津美が、バッハ、武満、チック・コリアなど様々なジャンルの曲を弾くセッション。
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Music
第6回神奈川芸術フェスティバル-音を拓くII:響きのルネサンス

会場:神奈川県立音楽堂(横浜市)
企画・構成協力:鈴木雅明 藤枝守
1.テリー・ライリー純正調ピアノソロ・コンサート「Sun Ring」
12月4日(土)18:00
2.モノフォニー・コンソート演奏会「音律の太平洋〜Tuning in Pacifika」
12月5日(日)14:00
3.モンテヴェルディの再生〜「聖母マリアの夕べの祈り」
 12月11日(土)18:00
問い合わせ:045-263-2567


私たちが当たり前に聴いているドミソの音「平均律」(意外にも歴史は浅いらしい)とは異なる調律の「ピタゴラス音律」や「純正調」による音楽を体験できるコンサート。音の世界の深さを感じることができそうだ。
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学芸員レポート[三鷹市芸術文化センター]

執筆者自身の仕事についても紹介を、というお話をいただいたので近況報告をしたいと思う。私のいる三鷹市芸術文化センターは美術館ではなく、コンサートホール、演劇ホール、美術スペースのある総合施設で、各部門のスタッフと共に働いている。「部門」とはいっても弱小組織であり、私は唯一の美術担当として企画を一から十までゼーゼー言いながらこなしている情況である。(ちなみに同じ財団で三鷹市美術ギャラリーという施設をもち、そこでは2人の学芸員が展覧会を行っている。センターでは主に現代美術やワークショップに力を入れている)他のスタッフに読んでもらってわからない文章は直して美術オタクの罠にはまらないようにしたり、また音楽や演劇のことも少しかじることができるなど、美術館でないメリットを感じることもしばしばある。コンサートや音楽練習に立ち寄った市民が展覧会に迷い込んできたりするのもまた良い。
もっか8月3日(火)〜22日(日)まで開かれる「アラン・シールズ展:刷りと形の冒険」の準備に奔走中である。これはCCGA現代グラフィックアートセンターの全面的な協力により、タイラー・グラフィックスで制作されたシールズのユニークな版画の数々を紹介する企画で、作家が来日してワークショップも行う。1944年生まれのシールズはまさにヒッピー世代。そして今もニューヨーク州のシェルター島で漁業や農耕をして自給自足の生活をしている。70年代のニューヨーク・アートシーンをリードしたポーラ・クーパー・ギャラリーでポスト・ミニマルの作家として華々しくデビューして以来、精力的に作品を作り続けている。欧米のアーティストの履歴を見るといつもその展覧回数の多さに驚いてしまうのだが、やはりそれだけ需要があるということなのか。バリバリ作家活動をしつつ、本格的に漁業なんか行ってしまうワイルドなシールズの暮らしぶりをうかがうにつけ、さすがアメリカ、度量が違うと思ってしまう。特に60〜70年代のアメリカはアートも音楽も科学も最高に盛り上がった刺激的な時代。あの時代のヒッピーに生まれてみたかったなーなどとつい憧れてしまうミーハーな私である。
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