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Exhibition Reviews & Guide ..

デニス・べローネ ショー I am not Marcel
  12/6〜24 Weiss Raum[京都]
 
 
デニス・べローネ

前回この会場で個展をやっていた川端嘉人が床を掘って穴を空けた。ベローネはそのまま穴を展示に使ってしまった。穴の底にモニターを置き映像を流し、床にすれすれの位置の壁にドゥローイングを留めていった。個展のはずが、川端氏の意思はそっちのけで、デニスが勝手にコラボレーションにしてしまった。
[12月13日〈水〉 原久子]

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デニス・べローネ ショー I am not Marcel
  12/4〜31 Kiti[大阪]
 
 
デニス・べローネ
99年5月のSMAK(ベルギー・ゲント市現代美術館)のオープニングイヴェントでヤン・フート館長とボクシングの試合をしたベローネ。これは「Fight for Art」というパフォーマンス作品なのだが、今回はそのヴィデオをはじめて発表した。リングの設営も、観衆のノリも、完璧。そんななかで主役のお2人はちょっとへっぴり腰。ベローネのシリーズ作品「False History」では、イヴ・クライン、ブルース・ナウマンなどさまざまなアーティストたちが過去につくった有名な作品をパロディ化し、彼自身が演じてヴィデオ作品にしている。美術がある解釈に限定されることなく存在することをベローネは願っている。
[12月15日〈金〉 原久子]
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  12/16〜4/8 東京都現代美術館
 
 
ギフト・オブ・ホープ MOTアニュアルの拡大版。島袋道浩、八谷和彦、山出淳也、ナウィン・ラワンチャイクン、スラシ・クソンウォン、カチョーといった、美術を通じて観客とのコミュニケーションを深めようとする作家ばかりを集めている。彼らの作品が21世紀への「希望の贈り物(ギフト・オブ・ホープ)」だとするならあまりにも安易だが、裏テーマは塩田純一学芸部長の文章に隠されていた。「美術館もまた資本制経済に身を置かざるを得ないとしても、過度の商業主義に与するべきではなく、ときには利得を度外視し、人々に美的体験の機会を提供する装置でなければならない。それは本来的に贈与の場であると言っても良い」(塩田純一「ギフト――希望の原理」)。すなわち、彼ら作家たちを紹介する美術館そのものも採算を度外視した市民への「希望の贈り物」であるのだから、市場原理の導入や予算の削減によってその灯を消すべきではないと、ひそかに訴えているのである。
[12月15日〈金〉 村田真]
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佐藤勲展
  11/24〜12/22 タロウ・ナス・ギャラリー[東京]
 
 
緻密なグリッドによる絵画的オブジェ。オブジェ的絵画か。相変わらず仕上げはていねいでフェティッシュな工芸品を思わせるが、作品の掛けられた壁面にも色彩が施され、インスタレーション色を強めている。
[12月16日〈土〉 村田真]
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佐賀町2000「ドキュメント佐賀町・定点観測1983−2000」
  12/8〜21 佐賀町エキジビット・スペース[東京]
 
 
佐賀町2000 1983年から17年間に佐賀町で行なわれた106本の展覧会の記録写真と資料の展示。資料をパラパラ見ていて思い出したけど、佐賀町が誕生した80年代前半は、竹芝の倉庫にアーティストの共同スタジオ「ルフト」ができたり、雅陶堂ギャラリー(のちの横田茂ギャラリー)が移転したり、新川の倉庫にギャラリー上田のウエアハウスが開店したり、クラブやカフェだけでなくベイエリアの倉庫群がアートづいてたもんだ。でも、なんとなくニューヨーク直輸入でバブリーな感じがあったなかで、佐賀町がバブル崩壊後ももちこたえられたのは、ひとえに小池一子さんあってのこと。ぼくがここに足しげく通ったのはおもに80年代後半から90年代なかばごろまでで、見た展覧会は106本のうち40本たらず。全体の3分の1程度にすぎない。主宰者の小池さんはこのあと、アートのインフラづくりを推進するNPO法人「AMP(アンプ)」の活動を行なっていくという。
[12月16日〈土〉 村田真]
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