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Exhibition Reviews & Guide ..

Animation Soup
6/29〜7/1 Kiti[大阪]
 
 
Animation Soup
関西の若手20人のアニメーション作品を一堂に集めて上映会が行なわれた。作品には癒し系とほのぼのした中に悪魔っぽい部分をもったものがある。すべての上映プログラム終了後にはコミカルなダンス・パフォーマンスもあり、夏の夜の上映会は大成功だった。
[6月29日(金) 原久子]
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奥井ゆみ子新作展
5/17〜6/23 ケンジタキギャラリー東京
 
 
奥井ゆみ子新作展
正方形のキャンヴァスに人物が小さく描かれた、あっさり味のペインティング。悪くないけど、最近ありがちだな、こーゆーの。愛知芸大を出てデュッセルドルフのクンストアカデミーに行くというコースもありがちだ。
[6月30日(木) 村田真]
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アンドレアス・スロミンスキー展
  6/29〜7/31 ワコウ・ワークス・オブ・アート[東京]
 
 
アンドレアス・スロミンスキー展
ネズミ捕り器やネコ捕り器、小枝折り器、瓦の強度調べ器などほとんど役に立たないものばかりつくってる。もちろんフツーの美術品より役に立つかもしれないが、そのぶん割高になるかも。
[6月30日(木) 村田真]
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テクノ・ランドスケープ
  6/22〜7/29 NTT ICC[東京]
 
 
奥井ゆみ子新作展
「テクノ・ランドスケープ」? いかにもありがちなタイトルだ。「世界の新たなテクスチャーへ向けて」というサブタイトルもおざなりで、なにも語ってないに等しい。と、まったく期待しないで隣のオペラシティに行くついでに寄ってみたのだが、これが意外とおもしろいんだな。飯田啓子の「メイド・イン・コンビニ」も、ニコライ・レッケの「四つ葉のクローバーを探して」も、佐藤時啓の「漂白するカメラ[家]プロジェクト」も、曽根裕の「ナイト・バス」も、みんなどこかで見たことあったけど、まさにタイトルどおりの作品なのだ。おそらく新作をつくってもらう余裕がないから、指定した旧作を出してもらったのが正解だったのではないか。作家同士、作品同士の組み合わせも悪くない。
[6月30日(木) 村田真]
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わたしの家はあなたの家、あなたの家はわたしの家
  7/1〜9/16 東京オペラシティアートギャラリー
 
 
ジュディス・スコット
昨年ソウルで立ち上がった、アーティストやデザイナー、建築家11組による「家」の概念を問う国際巡回展。オープニングの今日は、特賞タイ旅行以下テレビ、太鼓、美術手帖1年分などが当たるかもしれないスラシ・クソンウォンの「ラッキートーキョー2001」のくじ引きで盛り上がる。半数近い人がなにかしら当たったのに、ぼくは見事にハズシました。ところで、これは最近のハヤリなんでしょうが、こうした巡回展では巡回地ごとに新しく作品をつくったり、どっからどこまでがだれの作品なのかわかりづらい展示だったり、つまり作品も展覧会自体も流動化して、アタマの固いオヤジにはついていけなくなってきた。いやー年はとりたくないもんですなあ。
[6月30日(木) 村田真]
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北浦信一郎展
  7/1〜9/16 東京オペラシティアートギャラリー4Fコリドール
 
 
しつこいようだが、ここに展示される絵画は毎回似たような印象を受ける。今回の北浦の作品も、フラットな色面にフィギュラティヴなイメージを組み合わせたあっさり味のペインティングだ。作品が悪いわけじゃないのにいつも既視感がともなうので(ぼくだけでしょうか)、作家にとっては不利だと思う。
[6月30日(木) 村田真]
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アート・一日小学校 −お友達の部屋で遊ぼう−
  6/29〜9/2 ワタリウム美術館[東京]
 
 
友達の家に遊びに行ったように、いきなり入口で靴を脱ぐことに。チーズの家のなかには藁がしかれ、ビデオが流れている。モニターの画面にはドラッグクイーンが子ども番組の司会者のような口調で「ハグ」について啓蒙的に話す。横の小沢剛の家の穴から腰から下だけ出して、「パンティパ−ティパンケーキ」というパフォーマンスをミーナがはじめた。ホットプレートの上に垂れてきたパンケーキのネタをひっくり返す役まで仰せつかり、しっかり食べて帰ってきた。混沌とした中でも落としどころはつかんでいる。入場者の半分は小学生くらいの子どもたちだった。しかし、子どものうちからこんなことを体験していては、どんな大人になるのか末恐ろしくもあり、楽しみでもある。
[6月30日(土) 原久子]
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