ブリジッド・ロウ
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about the artist
1965年生まれ。レディング、キングストンなどのカレッジで教鞭をとるかたわら、文章による作品を制作。

サイト・スペシフィックなインスタレーションから1枚の小さな写真まで、ブリジッド・ロウの作品には多種多様な状況や素材やスケールが使われている。最近は、様々な形態の文章を使った作品も作り始めた。その文章とは日常的世界(新聞、テレビ、小説、宗教関係の印刷物など)から拾い出された断片で、有りもの素材同様、作品の構成要素として使われる。

ロウの作品で核を成しているのはモンタージュやアサンブラージュ、つまり文脈となる状況の中に異質なものを割り込ませ、文脈を乱すという手法である。言い替えれば、「異物」に論理的構成(ディスクール)の直線性、一貫性、閉鎖性の邪魔をさせるのである。すると新しい読み方が生まれる。異質な断片が、もとの状況との関係によって新しい読み方を生み出すのだ。

断片が新しい全体の中に入ると、文章の意味ももとの状況も変化する。二者は互いの形を変え、内容を汚染し、拒絶し合うこともあれば、融合もする。モンタージュは決して現実を再現しはしない。そうではなく、イメージと文章を対位的に使いながら、世界へ介入していくプロセスを作り上げていくのである。

コンセプト

作品対訳

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Untitled
I Saw Tow Englands Breakaway(detail)
It is not your fault