ニュースリリース

大日本印刷 宇都宮に有機合成工場を新設

機能性素材事業を強化し、医薬原薬のコスト競争力を向上

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、機能性素材や医薬原薬の生産を行うグループ会社である株式会社DNPファインケミカル福島(以下:ファインケミカル福島)の新工場を、DNPが生産拠点を構える宇都宮工場の敷地内に建設します。

ファインケミカル福島は、福島県南相馬市に生産拠点を置き、上記製品を生産していましたが、福島第一原子力発電所事故が発生し、工場所在地が警戒区域に指定されたため操業を停止していました。その後、現在に至るも、生産を再開できる目処が立たないため、新たに工場を建設し、生産を再開することとしました。

新工場では、ファインケミカル福島が持つ有機合成技術を活かして、従来から主力としていた医薬原薬やその中間体のほか、電子材料・光学材料などに用いられる機能性素材の生産を強化します。医薬原薬及び中間体の生産体制については信頼性を保持しながらコスト競争力の向上を図るほか、機能性素材についても新製品の開発に努め、生産量を拡大していく予定です。

【新工場の概要】

新工場は、DNPの書籍や商業印刷物を製造する宇都宮工場(栃木県栃木市)の敷地内に建設します。工場棟は鉄骨造4階建てで延床面積は約8,000m2となります。2012年4月に着工して、2013年1月から順次生産を開始する計画です。

■ 機能性素材の開発・生産

ファインケミカル福島は、環境エネルギー分野製品や電子材料などの生産に使用する機能性素材を開発し、生産を拡大する予定です。DNP及びDNPの子会社でファインケミカル福島の親会社である株式会社DNPファインケミカルと連携し、機能性素材の開発・生産体制を強化していきます。

■ 医薬原薬・中間体の開発・生産

医薬原薬の生産は、機能性素材を生産するエリアを明確に分離し、厳格な管理の下、各国の品質保証規格に対応した信頼性の高い生産体制とします。医薬品に関連する知的財産にきめ細かに対応するとともに、化学合成プロセスを最適化することにより、コスト競争力の向上を図っていきます。

所在地

栃木県栃木市西方町本城1062

宇都宮西中核工業団地

敷地面積

約20,000m2

延床面積

約8,000m2(鉄骨造4階建て)

着工

2012年4月

竣工

2012年12月

投資額

47億円

【今後の取り組み】

ファインケミカル福島は、機能性素材及び医薬原薬・中間体の合成業務の受託にも力を入れていきます。得意とする高圧反応設備を活かし、依頼元の合成処方に基づく受託だけでなく、DNPの研究部門と連携して合成ルート(※)や処方の開発も併せて受託します。

※合成ルート : 目的の化合物を得るための原料及び化学反応の組み合わせ

DNPグループ及び外部の企業へ機能性素材を販売するほか、ジェネリック(後発)医薬品や合成新薬を中心に医薬原薬・中間体を販売します。

【ファインケミカル福島について】

商号

株式会社DNPファインケミカル福島

本社

福島県南相馬市小高区蛯沢字笠谷26

設立

2006年8月4日

資本金

1億円

(DNP100%子会社である株式会社DNPファインケミカルの100%出資)

代表者

戸塚

売上

1,798百万円(2011年3月)

従業員

100名(2011年7月)

事業内容

電子材料用有機化合物の開発製造

医薬原薬・中間体の開発製造

写真用感光材料・昇華用染料等の色材用有機化合物の開発製造

 

大日本印刷株式会社

本 社 : 東京都新宿区市谷加賀町1-1-1

社 長 : 北島義俊

資本金 : 1,144億円

 

株式会社DNPファインケミカル

本 社 : 神奈川県横浜市緑区青砥町450

社 長 : 戸塚

資本金 : 20億円(DNP100%)

 
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