DNP 大日本印刷

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ニュースリリース

2012年05月07日

 

加工技術

大日本印刷 DNPファインケミカル タッチパネル向け電極材、絶縁材、接着剤を開発

DNPファインケミカルから6月に発売

 

大日本印刷株式会社(以下:DNP)と、DNPの100%子会社で機能性材料の開発・販売を行う株式会社DNPファインケミカルは、タッチパネル向け機能性材料として、印刷やフォトリソグラフィー技術に用いる「銀(Ag)ペースト電極材」、「絶縁材」、「接着剤」の3製品を開発しました。DNPファインケミカルが、本年6月にこれら新製品の販売を開始します。

【背景】

近年のスマートフォンやタブレット端末の急速な普及にともない、これらの機器に搭載されているタッチパネルの市場も急拡大しています。DNPとDNPファインケミカルは、印刷やエレクトロニクス部材の製造で培った材料開発技術を転用し、今後の一層の成長が見込まれる静電容量方式タッチパネル向けの機能性材料を開発しました。

【新製品の概要】

■銀(Ag)ペースト電極材

静電容量方式タッチパネルの取り出し電極をスクリーン印刷方式で形成する材料です。従来スクリーン印刷方式では、線幅100マイクロメートル程度が生産上限界でしたが、本製品では50マイクロメートルまでの微細な配線が可能です。また、100℃以下の低温で硬化するため、基材としてガラスだけでなく低温での処理が必要なプラスチックフィルムも利用でき、薄型・軽量が求められるモバイル機器のタッチパネルに適しています。

■絶縁材

タッチパネルの電極を絶縁するための膜を形成する材料です。フォトリソグラフィー方式での絶縁膜形成に適しており、積層する電極の交差部などの細かいパターンに合わせて絶縁膜を形成します。また、電極の配線パターンを目立たなくする効果もあります。

■接着剤

カバーガラスとタッチパネル、またはタッチパネルと液晶パネルを貼り合わせるための材料です。透明性が高くディスプレーの視認性を損なうことがありません。液体タイプで層間に充填するため、粘着フィルムタイプと比べて、カバーガラスとタッチパネル、またはタッチパネルと液晶パネルのメーカー毎に異なる層間隔に柔軟に対応します。さらに、製造不良時など、貼り合わせたものを剥がす必要が生じた際に、周囲の部材を損なうことなく剥離する「リワーク性」も備えています。

【今後の取り組み】

DNPは、今回開発した製品を自社内のタッチパネル部材の製造に活用していきます。また、DNPファインケミカルは、タッチパネルメーカーなどへ本製品を積極的に販売し、2015年度に25億円の売上を見込みます。

【DNPファインケミカルについて】

DNPファインケミカルは1891年に印刷インキ会社として創業して以来、精密分散、樹脂合成などの技術を培ってきました。2009年に印刷インキ事業を他社に譲渡し、これらの技術の応用による機能性材料の開発に経営資源を集中させています。

液晶カラーフィルターやフォトマスクなどの機能性部材を開発・製造するDNPと、DNPファインケミカルの子会社で機能性素材を開発する株式会社DNPファインケミカル福島と連携し、高い品質と生産適性、コスト競争力を備えた機能性材料の開発に取り組んでいます。

 
大日本印刷株式会社
 本社 : 東京都新宿区市谷加賀町1-1-1  社長 : 北島義俊  資本金  : 1,144億円
 
株式会社DNPファインケミカル
 本社 : 神奈川県横浜市緑区青砥町450  社長 : 戸塚嚴男  資本金 : 20億円(DNP100%)
 
株式会社DNPファインケミカル福島
 本社 :福島県南相馬市小高区蛯沢字笠谷26  社長 : 戸塚嚴男  資本金 : 1億円(DNPファインケミカル100%)
 
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
 
 
 

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