ニュースリリース

2012年06月07日

 

住空間・建材

太陽や照明の光を効果的に反射・拡散させる金属パネルを開発

オフィスや施設などの屋内の隅々まで明るく照らし、13%の省電力を実現

 

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、オフィスビルやホテル、鉄道の駅や車両、商業施設その他の内壁や天井、照明ユニットなどに最適で、自然光や照明光を映りこみなく効果的に反射・拡散させる省エネ型の金属パネル『高反射光拡散 エリオ』を開発しました。6月7日に販売を開始します。

【開発の背景】

近年、省エネ意識の高まりや電力供給に対する不安から、企業や公共施設はできるだけ自然光を取り入れたり、照明を間引いたりするなどの節電対策を行っていますが、節電による照度不足のために快適性や安全性が損なわれることもありました。また、消費電力が低く寿命が長いLED照明については、指向性が高いために場所によって明暗差が生じやすいという課題がありました。

今回、これらの課題に対してDNPは、内壁や天井などに使用することで自然光や照明光を効果的に反射させ、間接光を空間の隅々まで拡散させて照度を上げることで省エネを実現する機能性金属パネル『高反射光拡散 エリオ』を開発しました。

【新製品の概要】

本製品は、表面に施したDNP独自の微細な凹凸が光を効率的に反射し、広範囲に間接光を拡散させる白色の金属パネルです。鋼板のほか、アルミやステンレスをパネル基材とした製品もあり、建物の内装用途に加え、軽量が求められる鉄道車両の内装などにも最適です。また、建築基準法で定められた不燃材料認定を取得*1しているほか、鉄道車両用材料燃焼試験においても不燃性判定を取得*1しており、東北新幹線で「はやぶさ」等として運行されているE5系車両の天井にも採用されています。

本製品の特長は以下の通りです

  • 光を高反射・高拡散させる機能によって少ない光で広範囲の照射が可能で、場所による明暗差を低減するとともに、従来の内装用金属パネルと比較して10〜13%程度*2の省電力を実現します
  • 指向性の高いLED照明でも、映りこみなくパネル表面の広い範囲に光を分散させて反射させるため、柔らかな間接光が得られます。
  • 微細な凹凸の表現により、金属パネルでありながら温かみのある手触り感を有します。

【今後の取り組み】

DNPは本製品を、設計会社や建設会社、事務機メーカー、鉄道車両メーカー、照明器具メーカーなどに向け販促を行い2014年度で10億円の売上を見込んでいます。

今後DNPは、太陽光や熱などの自然エネルギーを効率的に活用する、断熱性や遮光性に優れた建材製品の開発を進めていきます。また、これらの新製品を、太陽電池やリチウム電池向けのモジュール、「エネルギー見える化システム」などの既存の製品やシステムなどと組み合わせ、「創エネ・蓄エネ・省エネ」を支援するトータルなエネルギーソリューションを提供していきます。

 
*1 一部の仕様については取得申請中
*2 DNPの既存の内装用鋼板パネルと比較
  
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。