
2012年11月28日
タブレット端末などのタッチパネルの傷つきを防止する表面カバーシートを開発
カバーガラスの代替品として高硬度で破損しにくく軽量
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、スマートフォンやタブレット端末のタッチパネルの傷つきを防止するカバーガラスの代替品となる高硬度の表面カバーシートを開発しました。2013年度上半期に量産を開始する予定です。
【開発の背景】
これまで、タッチパネル表面の傷つきを防ぐ表面カバーとして強化ガラスが主に用いられてきました。しかし、ガラスは落下などにより破損する可能性があるため、より破損しにくい表面カバーが求められています。このニーズに対してDNPは、強化ガラスの代替品として、鉛筆硬度*が9Hという高硬度な樹脂シートを開発しました。今回開発した樹脂シートは高硬度でありながら柔軟性を兼ね備えているために多様な形状に加工しやすく、スマートフォンやタブレット端末の多様化にも対応しやすいほか、有機ELなどのフレキシブルディスプレーにも応用が可能です。
*鉛筆硬度 : JIS K5600-5-4に基づくひっかき傷評価で、塗膜またはフィルムの硬度を鉛筆の芯の硬さで表す
【新製品の特長】
樹脂シート基材の表面に、耐指紋機能を有するハードコート材を、裏面には印刷可能なハードコート材を形成した製品です。独自のハードコート材を開発することで、高硬度と柔軟性という相反する2つの性質を両立させることに成功しました。シートの厚みは、用途に合わせて、0.5mmから1.5mmまで対応可能です。
主な特長は以下の通りです。
- 樹脂のためガラスと比較して、落下時などの耐久性に優れています。
- 鉛筆硬度9Hという高硬度で、タッチパネル表面の傷つきやタッチセンサーの破損を防ぎます。
- 柔軟性が高く、断裁や抜きなどの加工性に優れています。
- 重量はガラスの約半分と軽量です。
- 有機ELなどのフレキシブルディスプレーにも適しています。
【新製品のスペック】
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項目 |
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特性 |
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機械強度 |
鉛筆硬度 |
9H |
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耐擦傷性 |
スチールウール試験 500g/cm2×200回 |
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屈曲性 |
マンドレル試験 1.0mm厚 : 140mmφ 0.5mm厚 : 90mmφ |
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光学特性 |
透過率 |
91.2% |
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ヘーズ |
0.4% |
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接触角(耐指紋性) |
水 |
103度 |
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油 |
56度 |
【今後の取り組み】
2012年12月からサンプルを提供する予定です。本製品により、2014年度で100億円の売上を見込んでいます。

