DNP 大日本印刷

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ニュースリリース

2013年04月05日

 

革新的な新規ビジネスを創出するための「サービスデザイン・ラボ」を設立

生活者や企業が参加して、新たな商品・サービスを“共創”するための手法や発想法などを開発

 

「サービスデザイン・ラボ」
http://www.dnp.co.jp/cio/servicedesignlab/

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、生活者中心の価値分析から革新的なサービスを開発する「サービスデザイン」を基に、新規事業の具体化に向けた手法の研究・開発や実証実験などを行う「サービスデザイン・ラボ」を4月1日に設立しました。

【設立の背景】

近年、技術のコモディティ化や経済のグローバル化が急速に進展し、技術のみで製品の差別化を図ることが難しい時代になってきています。製造業などの多くの企業では、「これまで培った技術を新規事業に活用したい」、「新規事業を展開したいが独自性のあるアイデアが生まれない」などの課題を抱えており、これを解決する新たな手法が求められています。

このニーズに対し、サービスの利用者(生活者)が感じる情緒的な体験価値を重視し、 多様なステークホルダーが包括的に連携するシステムを描くことで、 個々のタッチポイントのデザインに留まらず、 事業としてサービス全体をデザインしていくサービスデザインが、欧米を中心に注目されています。DNPは2011年より、慶應義塾大学の武山研究室(武山政直教授)と共同で「サービスデザイン手法の研究開発」に取り組み、「Open Experience Journey Design(OEJD)」を開発しました。今回、この取り組みを加速させるため、イノベーション創出に向けたサービスデザインの手法確立と普及を目指して、サービスデザイン・ラボを設立します。

【サービスデザイン・ラボの役割】

〔1〕独自のサービスデザイン手法の研究・開発

フィールドワーク・インターネット調査・ワークショップなどによる生活者の本質的欲求の発掘と多様な発想法の組み合わせによるアイデア創出方法の検討、プロトタイプ・情報整理ツール類・先端技術を応用した試作システムの開発を通じ、独自のサービスデザイン手法を研究・開発します。

〔2〕新製品・新サービスの事業化に向けた実証実験

イノベーションの具現化に向け、生活者や研究者、デザイナー、有識者など、多様な参加者による交流の場を提供し、アイデア創出からプロトタイプを用いた実証実験まで、トータルに支援します。

〔3〕サービスデザインの普及・啓発

サービスデザイン分野の発展と知識の共有を目的とし、2004年設立の国際的なNPO法人「Service Design Network」に加盟し、有識者や企業、団体と連携してサービスデザインの普及・啓発を進めます。

【Open Experience Journey Design(OEJD)について】

OEJDは、生活者と企業、DNPが連携し、新製品・新サービスのコンセプトやデザイン、構造などに関するアイデアを出し合い、それに基づいてプロトタイプを作り、実証実験の計画・実施・評価分析を効率的に進め、新規事業を創出していくための手法です。

一つの生活シーンやそこで必要な製品・サービスに留まらず、消費活動を含む生活全体に関わるあらゆる体験(Experience)を旅の行程(Journey)のように捉え、サービスデザインの対象としています。生活者が普段は意識しないまま、行動の原動力となっているような想いや憧れを叶える体験と、実現に必要なテクノロジー/ネットワークシステムをデザインします。

一連の体験(Experience)を「旅(Journey)」と捉え、企業と生活者の接点となるウェブサイトやチラシ、店舗での買い物の体験など、多様なコミュニケーションチャネルをさまざまな人々とオープンにデザインする、という意味を込めて「Open Experience Journey Design」と名付けました。

★参考資料:武山研究室との共同研究成果となる実証実験「Experience Journey lab(EJ lab)」とサービスデザイン手法「OEJD」の詳細についてはこちらのURLをご覧ください。 
EJ lab :  http://experience-journey-lab.com/
OEJD : http://www.servdes.org/wp/wp-content/uploads/2012/02/Open-Experience-Journey-Design1.pdf

【OEJDを使った実証実験例】

・  ソニー株式会社向けに、近接無線通信技術のTransferJetの用途開発の一環として、OEJDを使った実証実験を行いました。撮り溜めた映像で思い出を振り返る機会を創出することで、人生を豊かにする体験をデザインしました。慶応大主催「OPEN RESEARCH FORUM 2012」にて発表。

・  株式会社JTBパブリッシング向けに、同社の資産を活用した新たなサービスアイデアの創出を進めています。

・  DNPと慶應義塾大学は、若年層を芸術観賞の世界へと導くためのアプリケーションを開発しました。このプロジェクトはパリ・ルーヴル美術館とDNPによる共同プロジェクト「ルーヴル - DNP ミュージアムラボ」から着想を得て実施しています。当アプリケーションは、美術鑑賞する際のストレスを疑似的に発散するコミカルなゲームとなっており、twitterやYoutubeなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した認知拡大を実施します(4月中旬開始予定)。http://dokanaiyo.com/project.html

【今後の展開】

DNPは、「サービスデザイン・ラボ」を積極的に活用し、2016年度までに20社との取り組みを推進して、10億円の売上を目指します。

 

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
 
 
 

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