DNP 大日本印刷

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ニュースリリース

2015年05月19日

 

情報技術

教育関連事業に本格参入 ICTを活用した学習教材などを開発し、新たな学習スタイル確立へ

 

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、教育関連事業に本格的に参入します。ICT(情報通信技術)などを活用し、有識者・研究者・学校と共同で複数の実証研究を行いながら、今後求められる新たな学習環境の整備、学習方法・学習管理手法の開発のほか、ICTを活用した教育で求められる教材の開発を行っていきます。

第一弾として、千葉大学 藤川大祐教授と共同で、小・中学校向けにゲームの要素を取り入れた協働学習教材の開発を開始しました。大学向けには、千葉大学アカデミックリンクセンターと共同で、日本古代の「風土記」をより深く読み解くためのデジタル地図を活用した教材を開発しており、同教材を活用した授業を4月に開始しました。

【DNPの教育関連事業について】

DNPは「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「環境とエネルギー」「暮らしとモビリティ」を成長領域と位置づけ、「未来のあたりまえ」となる製品やサービス、仕組みを創り出す取り組みを推進しており、教育事業への本格参入もこの一環と位置づけています。

学校をはじめ学習環境に次々とICTが取り入れられるなど、教育現場は大きく変化するとともに、タブレットなどのICT機器を活用した有効な学習スタイルの模索が続いています。こうした中、従来の紙を使った教材にICTの利点を組み合わせるなど、DNPはデジタルとアナログを融合した新たな学習スタイルの提案をすることで、ICTを活用した教育を推進していく現場をサポートするサービスを提供します。

“アクティブ・ラーニング”で重視される協働学習教材をはじめとし、タイムリーに最適な教材を制作するサービス、図書館を活用した調べる学習支援など「新たな学習教材」、授業支援ソフトや授業で活用するタブレットと連携した「ICTシステム」、学校内での業務効率化並びに学習結果を管理して一人ひとりの学びをサポートし、学校内、家庭、地域に関わるさまざまな情報を扱う「学校情報システム」の3つの分野で、事業を展開していきます。

【ゲームの要素を取り入れた小・中学校向けの協働学習教材の概要】

今回DNPが開発する教材は、授業でICTを活用しながら協働学習を行いたいという学校のニーズに応えるもので、教材のキャラクターが授業の進行をナビゲートするなど、ゲーム的要素を授業に取り入れた“ゲーミフィケーション手法”を採用しています。学習の課題提示から動機づけ、協働学習のまとめまで一貫した授業運営が可能になる教材です。

東京都、千葉県など十数校の小・中学校にて、2015年6月からこの教材を用いた実証授業を実施します。

〔協働学習教材の特長〕

  • 教材のキャラクターが学習の課題の提示やナビゲーションを行うなど、シナリオに準じて授業を進行するように構成されています。
  • 楽しく学べるゲームのような仕掛けにより、苦手な教科や単元においても児童・生徒の自発的な参加を促します。また、児童・生徒が互いに意見を交わして、協働で学習をしていきます。
  • 教員は教材のシナリオに沿って授業を行うことができるため、板書の時間短縮に伴って、個別指導に時間を充当できるようになります。
  • タブレットや電子黒板などそれぞれの学校のICT環境に応じた協働学習が実施できるよう、紙のワークシート等のアナログツールを有効に組み合わせることができます。

〔開発している教科とその内容について〕

道徳 : 2018年度から教科となる「道徳」で、「おもてなし」「マナー」「コミュニケーション」をテーマとし、スキルの向上を目的とした教材を開発します。

教科単元(算数・数学、国語):

言語活動の充実を図るために必要な知識・技能の習得を目指します。算数・数学では、児童・生徒の苦手意識が働きやすく、つまずきやすい単元である「分数」「図形」「割合」など、また国語では日常生活に必要な「記録」「説明」「報告」「紹介」「感想」「討論」などの能力を、それぞれ向上させる教材を開発します。

協働学習教材の一画面

【大学向けデジタル地図教材の概要】

大学ではICT導入により、従来の学術専門書ではなく、教員の自作教材を教科書とした授業が大幅に増えています。これに対してDNPとグループ会社である丸善株式会社は、紙とデジタルの情報メディアを組み合わせ、自作教材の制作支援と配信などの運用サポートを行うサービス開発を進めています。両社は千葉大学アカデミックリンクセンターと共同で、これまでにデジタル資料集の作成や電子化に関わる許諾処理、演習問題を電子化して、学習管理システム環境下で利用するなど、学生の理解を深める教材の研究開発に取り組んできました。今回「風土記」をより深く読み解くために、Googleマップを活用したデジタル地図教材を開発しました。この教材は、街道のルートマップ上に史跡などの写真やその場所で起こった事象の解説などが表示され、古代地図と現代地図の比較による視覚的な学習が可能で、学生の理解をさらに深めることができます。2015年度より、千葉大学文学部で同教材を活用した授業を本格的に実施します。

【今後の展開について】

DNPは今後、地域、図書館との連携に取り組む株式会社図書館流通センター、大学分野に強みを持つ丸善株式会社、教科書を手掛ける教育出版株式会社、日本ユニシス株式会社とともに、DNPグループとして、教育システム、サービス、教材を開発し、提供していきます。また、出版社やICTベンダー等とも積極的に連携をすすめ、幼稚園・保育園、小中高校、大学、生涯教育などで順次サービスを展開し、教育関連事業で2020年度までに100億円の売上を見込んでいます。

なお、DNPは5月20日(水)〜22日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第6回教育ITソリューションEXPO」に出展し、教育関連事業の取り組みを紹介します。DNPはこの展示会を通して、人と社会を知的に豊かにする、デジタルとアナログを融合させた新たな学習スタイルを提案します。

 

※ プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
 
 
 

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