ニュースリリース

タブレット端末の記述式ワークシートにデジタルペンを活用する実証研究を開始

佐賀県武雄市の小学校で、タブレット端末を使った反転学習で活用

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、予習によって知識を習得したうえで主体的に授業に臨む「反転授業」の効果を高めるため、タブレット端末とデジタルペンを活用した記述式学習問題(ワークシート)の実証研究を佐賀県武雄市の小学校で2015年4月に開始しました。武雄市では反転授業を「スマイル学習」と呼んで積極的に推進しており、本実証研究を2016年3月まで実施します。

【開発の背景】

武雄市は2010年より情報通信技術(ICT)を活用したスマイル学習を行っており、現在、学校が配布したタブレット端末を児童が自宅に持ち帰り、授業を撮影した動画の視聴、記述式ワークシートや小テストなどの予習を行うことで、事前に知識を習得して主体的に授業に臨んでいます。しかしこのワークシートは記述量が多く、タブレット端末に直接書き込むことが難しいため、プリントアウトして手書きで解答していました。そのため、児童の解答をデジタルデータで残すことができず、解答を電子黒板に映して授業に利用したり、今後の指導に活かしたりすることが困難でした。

この課題に対して今回DNPは、記述式ワークシートにデジタルペンを使用することで、紙への書き込みによる使いやすさを残しつつ、記述内容の迅速なデジタルデータ化を可能としました。

【実証実験の概要と特長】

家庭学習時の記述式ワークシートとして専用紙を使用し、デジタルペンで書いた内容をペンの内蔵カメラが撮影して即時にデジタルデータとして保存します。授業開始時にデジタルペンに保存したデータを教師のパソコンに転送することで電子黒板への表示などを可能とし、さまざまな解答の比較や特長的な解答の共有などを行うことで、児童同士の協働的な学びを活性化していきます。また、記述時のデータの分析や動画コンテンツの視聴履歴を確認することで、作業時間や時間帯などもデータとして保存されるため、児童の家庭学習の取り組み状況も把握できます。

・実験期間 : 2015年4月〜2016年3月

・実施学校 : 佐賀県武雄市立武内小学校(校長:代田昭久)

【今後の展開について】

DNPはデジタルペンを活用した本モデルの効果検証を武内小学校だけでなく武雄市内の小学校に広く展開し、2016年度以降の自治体への本格的な導入を目指します。またデジタルとアナログを融合したさまざまな教育向けソリューションを提供し、スマイル学習におけるタブレット端末の有効活用などを進めていきます。

【DNPの教育関連事業について】

DNPは「食とヘルスケア」「暮らしとモビリティ」「環境とエネルギー」「知とコミュニケーション」を成長領域と位置づけ、「未来のあたりまえ」となる製品やサービス、仕組みを創り出す取り組みを推進しおり、教育事業への本格参入もこの一環と位置づけています。

DNPは、強みであるデジタルとアナログを融合した新たな学習スタイルの提案をすることで、教育市場のこうしたニーズに応えるとともに、教育の情報化やICTを活用した教育を推進していく教育現場をサポートするサービスを提供します。

なお、DNPは5月20日(水)〜22日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第6回教育ITソリューションEXPO」に出展し、教育関連事業の取り組みを紹介します。DNPはこの展示会を通して、人と社会を知的に豊かにする、デジタルとアナログを融合させた新たな学習スタイルを提案します。

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