ニュースリリース

ユニバーサルデザインに対応したパッケージの開発に向けて触動作センサーを活用したシステムが日本包装技術協会「第39回 木下賞 包装技術賞」を受賞

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、指先の触感や動作を数値化する触動作センサーを活用してユニバーサルデザインに対応したパッケージ開発を支援するシステムで、公益社団法人 日本包装技術協会の「第39回木下賞 包装技術賞」を受賞しました。

【受賞理由と当システムの特長】

少子高齢化が進むなか、誰にでも開けやすく、使いやすいパッケージが今まで以上に求められており、ユニバーサルデザインの観点に立ったパッケージ開発が進められています。本システムは、指先の力加減や指の動き、仕事量などを測定する触動作センサー「HapLog®」*とDNPが開発したパッケージに特化したオリジナル解析プログラムを組み合わせたものです。パッケージの開封時などにおいて、指先の動きのデータ化と可視化を行い、どの要素がパッケージの開けやすさや使いやすさなどに影響を与えているかを特定し、その分析結果を基にパッケージ開発を行っていきます。生活者にパッケージを実際に使用してもらうといった従来の調査では把握できなかった、これらの要素を数値化することで、客観的な分析によるパッケージ開発が行えることが高く評価され、今回の受賞となりました。

本システムの特長は以下の通りです。

・  触動作センサーを指につけても、着用時の違和感が少ないため、パッケージに触れた時の感覚を損なわずに、パッケージを使用した時の動作データを取得できます。指先の力加減と動きを100分の1秒以下の単位で計測できます。同時に最大3本の指の動きが計測可能です。

・  DNPが開発したオリジナル解析プログラムにより、形状の異なる複数のパッケージや複数の生活者の動作データを、簡単に可視化して比較・分析できます。

・  オリジナル解析プログラムは、指先の力加減や動作の比較だけでなく仕事量も計測可能で、開けやすさや使いやすさなどに影響を与えている要素を多角的に特定できます。

・  使用調査時に撮影した映像データとHapLogデータを組み合わせることにより、従来のアンケート調査などの主観的な評価では見えてこなかった影響を与えている行動とその状態を数値として可視化し、解析することができます。

【当システムを活用したサービス】

DNPは、食品や日用品メーカーに当システムを販売していきます。また当システムを活用して、自社で開発しているパッケージの使いやすさの評価だけでなく、メーカー向けに使用調査や、パッケージ開発におけるコンサルティングサービスを行っています。

【木下賞について】

公益社団法人 日本包装技術協会(JPI)が主催し、JPIの2代会長である故木下又三郎氏の包装界に対する功績を記念して設定されたものです。本賞は、包装技術の研究・開発に顕著な業績をあげたものや、包装の合理化・改善・向上に顕著な業績をあげたものに与えられ、今回で39回目となります。

 

*株式会社資生堂、カトーテック株式会社、株式会社テック技販が共同で開発した触動作センサーで、指先の力加減と動作が測定できるセンサーです。DNPが開発したパッケージの使用性解析に特化した分析プログラムを利用することで、簡単かつスピーディーに、パッケージ間や使用者間の使用行動データの比較を行うことが可能です。
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