ニュースリリース

食品の微生物検査を効率的に行う計測システムを開発

独自の画像解析技術によって、精度の高い計測を短時間で可能に

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、食品・飲料メーカーなどの微生物検査業務向けに販売している「DNP微生物検査用フィルム培地 Medi・Ca」に対応した計測システムを開発しました。6月に販売を開始します。

*DNP微生物検査用フィルム培地 Medi・Ca(メディカ) : 微生物の培養に必要な栄養成分などをシート状のフィルムにコーティングした製品。シャーレを使用した従来の寒天培地に比べ、取り扱いが簡単で、確実かつ効率的に検査作業を進めることができる。

【発売の背景】

“食の安全・安心”を維持するため、食品や飲料メーカーなどにおいて微生物検査の重要性が高まっており、検査の件数や頻度も増加しています。食品・飲料メーカーの検査作業者は、寒天を使った培地(寒天培地)やシート状の簡易培地で微生物を培養した後、微小な菌の集合体であるコロニーの数の計測を目視と手作業で行っています。しかしこの作業は計測に時間がかかるため作業者の負荷が高く、作業者によって計測結果に誤差が生じる場合もありました。また、これまでもコロニーの数を計測(カウント)するシステムはありましたが、複雑な設定作業や測定精度の低さなどが課題となっていました。

これらの課題に対し、DNPは長年培ってきた画像解析技術を活かし、「DNP微生物検査用フィルム培地 Medi・Ca」に対応した精度の高いコロニーカウントシステムを開発しました。

【DNPフィルム培地Medi・Ca用コロニーカウントシステムの概要と特長】

カウント作業の効率化

「DNP微生物検査用フィルム培地Medi・Ca」に培養したコロニーの画像の取込み、自動計測(カウント)、計測結果と画像の保存を一括して簡単に行えます。処理速度は画像1枚あたり約5秒で、14枚連続で処理できるため、計測作業時間の短縮と作業員の業務負荷を軽減します。

高いカウント精度

DNP独自の画像解析技術により、感度調整が不要で目視と同じレベルの精度の高いコロニーの計測が可能です。本システムの導入により、計測作業を平準化して作業者によるカウント誤差を解消します。

計測結果と画像を簡単に検索

計測結果と画像が日付、種類ごとに自動保存されるため、検査結果の検索や確認を容易に行えます。

【価格】

セット価格 : 53万円(税別)

セット内容 : コロニーカウントシステムアプリケーション、専用PC(写真左)、専用スキャナー(写真右)

【今後の展開】

DNPは、食品・飲料・菓子メーカー、飲食チェーン店などを中心に「DNP微生物検査用フィルム培地Medi・Ca」のメリットをより生かせる本システムを採用してもらうことで、「DNP微生物検査用フィルム培地Medi・Ca」と合わせて3年で累計6億円の売り上げを目指します。

【DNPのライフサイエンス事業について】

DNPはいま、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「環境とエネルギー」「暮らしとモビリティ」を成長領域と位置づけ、「未来のあたりまえ」となる製品やサービス、仕組みを創り出す取り組みを推進しています。

私たちの身近に常に存在して課題を解決する「未来のあたりまえ」のひとつとして、DNPは、強みである印刷技術や情報技術の応用・発展によって、ライフサイエンス分野での事業展開に注力しています。その一環として、2014年9月に「DNP微生物検査用フィルム培地 Medi・Ca」を発売し、今回、「DNP微生物検査用フィルム培地 Medi・Ca」をより効率よく計測できる本システムの販売を開始します。

 ※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。