DNP 大日本印刷

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ニュースリリース

2017年02月02日

 

包装材・飲料

フィルムメーカーと共同でパウチ包装に最適な新フィルムを開発

PETとナイロンのフィルムの機能を新開発フィルム1枚に置き換え可能で包材の薄層化を実現

 

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、フィルムメーカーと共同で、食品やトイレタリー用品の袋(パウチ)向け包材に最適な新フィルムを開発しました。

従来の包材では、PET(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレートまたはポリエステル)フィルムとナイロンフィルムの2枚と、その他のフィルム等とを複数枚貼り合わせて使用する場合がありますが、PETとナイロンの2枚のフィルムを今回開発した新フィルム1枚に置き換える事が可能となり、包材全体の層数削減とそれによるゴミの減量やCO2の削減を実現しました。

【新フィルム開発の背景】

現在、レトルト食品や電子レンジ用、詰替え用のシャンプーやリンスなどのパウチ包材は、印刷適性や耐熱性・耐水性や保香性などに優れるPETと、耐衝撃性を持つナイロンの2枚のフィルムとその他のフィルムを貼り合わせて使用している場合があります。しかし、PETとナイロンの2枚のフィルムを貼り合わせずこれらと同等レベルの特性をあわせ持つ素材で、食品や日用品の包材に適合したフィルムを作ることが課題でした。

この課題に対してDNPはフィルムメーカーと共同で、食品や日用品などの包材として使用可能で、PETとナイロンに近い性能を持つ新フィルムを開発しました。DNPでは、この新フィルムを利用することで、レトルト食品や電子レンジ用、詰替え用のシャンプーやリンスなどのパウチ包材全体の層数削減化を可能にしました。

【新フィルムの特長】

・包材の薄層化を実現

PETとナイロンの2枚のフィルムを貼り合わせた従来の包材の厚さ約30〜40μmに対して、新フィルムは15〜20μmと包材の薄層化を実現しています。

・カール(変形)、変色などの問題を抑制

ナイロンフィルムは吸湿性が高く、パウチ包材が変形する“カール”、内容物や空気中の水分を吸湿してしまうことによる“変色”などが発生する場合があります。新フィルムはナイロンフィルムを使用しないため、これらのトラブルの発生を抑止できます。

・環境にやさしい

薄層化による使用後のゴミの減量化に加え、2枚のフィルムを貼り合わせる工程を省略することができるため、包材の原材料調達から廃棄までのCO2排出量を約14%削減(当社調べ)できる環境にやさしい製品です。また、新フィルムは薄層化した分の包材の重量が減るため、リサイクル委託費用の削減にも貢献します。

【今後の展開について】

今後DNPは、食品業界やトイレタリー業界など、パウチ包材を使用している市場に向けて本新フィルムを販売し、本製品を使用したパウチ包材全体で2019年度に20億円の売上を目指します。

 
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
 
 
 

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