DNP 大日本印刷

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ニュースリリース

2005年11月28日

 

大日本印刷 PCグリッドソフトウェア 『AD-POWERs® Ver.2.0』 の販売を開始

 

遊休パソコンをつなぐ低コストなグリッド・コンピューティング・システム『AD-POWERs®』の総合案内はこちらから。遊休パソコンをつなぐ低コストなグリッド・コンピューティング・システム『AD-POWERs®』の総合案内はこちらから。



商品パッケージ

大日本印刷株式会社(本社 : 東京 社長 : 北島義俊 資本金 : 1,144億円 以下 : DNP)は、PCグリッドソフトウェア『AD-POWERs®(エーディーパワーズ) Ver.2.0』と周辺ソフトの販売を開始します。
DNPは、平成15年4月に、前バージョンのAD-POWERs®の販売を開始し、以来、金融シミュレーション業務や、メーカの設計・分析業務などに、広く使われてきました。AD-POWERs® Ver.2.0と周辺ソフトは、導入企業から寄せられた要望を反映させるとともに、機能と使いやすさを向上させた製品となっています。

【AD-POWERs®の概要】

LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に接続され、かつ、AD-POWERs®が導入されているPCの中から、使用者の離席などにより遊休状態になっているPCを自動検知し、これらのPCにプログラムやデータを配布して分散処理を実行し、演算処理を高速化します。高速化の効果は、分散処理に参加するPC台数の0.7〜0.9倍となります(100台のPCが分散処理に参加した場合、1台のPCで演算処理を行った場合と比較して、70〜90倍に高速化されます)。
AD-POWERs®は、マスター(プログラムやデータの配布、処理結果の集約を行うPC)と、ボランティア(分散処理に参加しマスターからの指示に従い演算を行うPC)でグリッド環境を構成します。

【AD-POWERs® Ver.2.0で追加した機能】

  1. 分散処理の効率性をアップ
    AD-POWERs®は、ボランティアが分散処理から離脱した場合、マスターが他のボランティアにプログラムとデータを再配布して処理を続行しますが、ボランティアに割り振られた処理が長時間を要する場合、他のボランティアが最初から処理を行わなければならず、非効率なケースがありました。
    Ver.2.0では、ボランティアにおける演算処理の途中経過を、マスターに報告することが可能となりました。このため、ボランティアが分散処理から離脱した場合でも、マスターに報告されている途中経過を参照して、他のボランティアが処理を引き継ぐことが可能となり、効率的な分散処理が可能となります。
  2. より広い用途に対応
    熱・流体の伝播シミュレーションや高度交通シミュレーションなど、ボランティアでの演算処理中に、他のボランティアが行った演算結果が必要となった場合、マスターに問合せて、値を得ることが可能となりました。これによって、前バージョンよりも広い用途に適用可能となりました。
  3. マスターの性能を向上
    前バージョンでは、マスターとなるPCの処理能力が小さく、かつ、ボランティアの台数が多い場合、マスターの処理能力がボトルネックとなり、ボランティアの台数に見合った高速化効果が得られないことがありました。Ver.2.0では、プログラムの改良により、処理能力の小さいPCがマスターとなった場合でも、安定して高速動作するようになりました。
  4. 分散処理に参加するPCのグループ分けを可能に
    前バージョンでは、同一ネットワークセグメントに接続され、かつ、AD-POWERs®が導入されたすべてのPCが、分散処理に参加する仕様となっていました。Ver.2.0では、IPアドレスを指定することにより、分散処理に参加するPCのグループ分けが可能となりました。これによって、他の部署のPCは分散処理に参加させないといった使い方が可能となりました。
  5. 複数CPUに対応
    複数のCPUを搭載したPCや、マルチコアCPUを搭載したPCに対応して、それぞれのコアやCPUに別の演算処理を割り振れるようになりました。これにより、より効率的な分散処理を行えるようになりました。

【AD-POWERs®周辺ソフトウェア】

  • AD-POWERs® For Excel
  • AD-POWERs® For Visual Basic
  • AD-POWERs® For MATLAB
    Excelマクロ、Visual Basic、MATLAB®のそれぞれで開発されたアプリケーションを、AD-POWERs®の分散処理機能を使って高速化します。ユーザーは、既存のアプリケーションに若干手を加えるだけで、演算処理を高速化できます。
    証券会社などでは、Excelマクロを使って金融シミュレーションを行っているケースが数多くあります。Visual Basicは、多数のプログラム開発者が利用しており、MATLAB®は、主に自動車設計などのシミュレーション用途で広く使われています。今回、これらに対応した周辺ソフトを販売することにより、多くの既存業務を、手軽に高速化できるようになりました。
    ※AD-POWERs® For MATLABは、現在、自動車設計業務で主流となっている、MATLAB®の周辺アプリケーションソフトSimulinkにも対応しています。
    ※上記3製品は、前バージョンのAD-POWERs®でも動作します。
  • AD-POWERs® GridMonitor
    分散処理に参加するPCの稼働状況を管理する周辺ソフトです。各PCの、電源オン・オフ、利用者着席中/分散処理スタンバイ中/分散処理実行中などの区別、分散処理の進捗状況確認と推定終了時間などをグラフィカルに表示します。
    表示部分には、Microsoft社Visio®を採用しています。Visio®の採用により、オフィスのPC配置図などを簡単に作成でき、現実のフロアをイメージした管理を可能としました。
    前バージョンのAD-POWERs®は、ある一定時間、ボランティアからマスターに通信が無かった場合、分散処理からの離脱とみなし、他のボランティアに処理を割り振る仕様になっていましたが、Ver.2.0とAD-POWERs® GridMonitorを組み合わせることで、ボランティアの途中離脱をリアルタイムに検知できるようになるため、マスターの待ち時間の無駄が排除でき、分散処理が更に効率化できます。
    ※当製品は、AD-POWERs® Ver.2.0専用です。


GridMonitor管理画面サンプル

【価格・発売時期】

・AD-POWERs® Ver.2.0 : 190,000円(税抜き) 2006年 1月30日発売
・AD-POWERs® For Excel : オープン価格 2005年 12月20日発売
・AD-POWERs® For Visual Basic : オープン価格 2005年 12月20日発売
・AD-POWERs® For MATLAB : オープン価格 2005年 12月6日発売
・AD-POWERs® GridMonitor : オープン価格 2006年 1月30日発売

【売上目標】

AD-POWERs®Ver.2.0、周辺ソフトウェアの販売と、アプリケーションの受託開発やグリッド環境構築の受託などにより、2007年3月までに1億円、2009年3月までに5億円の売上を見込んでいます。

※ AD-POWERsは、大日本印刷株式会社の登録商標です。
※ MATLABは、米国The MathWorks Inc.の登録商標です。
※ Visual Basic、Visioは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※ その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

 
 
 

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