ニュースリリース

大日本印刷 医療・電子部品・産業資材・食品向け透明蒸着フィルム『IB-PET-PXB』を開発

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、水蒸気と酸素に対して、アルミ箔に匹敵する高いバリア性を持つ透明蒸着フィルム『IB-PET-PXB(アイビーペットピーエックスビー)』を開発しました。

【開発の背景】

アルミ箔は、水蒸気や酸素を透過しないため、保存性を要求される食品や、高い防湿性を要求される電子部材や医薬品の包装材料として広く使われています。
近年、食品分野では、「内容物が見えるようにしたい」「電子レンジで加熱できるようにしたい」「安全性を高めるため、食品充填後に異物検査用金属探知機を使いたい」といった要望が高まっています。このため、アルミ箔の代替材料として、水蒸気バリア性と酸素バリア性を高めた透明蒸着フィルムが使われてきました。しかし、こうした透明蒸着フィルムは、アルミ箔よりバリア性が劣るため、用途が限られていました。
栄養剤や菌検査キットなどの医療用品は、蒸気やガンマ線による滅菌処理を行います。滅菌処理後も酸素や水蒸気の透過を防止する必要があるため、アルミ箔を使用した容器が使われていますが、医療現場では、内容物及びその残量を確認したいという要望が強まっています。
また、シリコンウエハーやプリント基板などの電子部材は、湿度を嫌うため、アルミ箔の包装材料で密封されていますが、「物流管理や在庫管理の際に中身が何かわかるようにしたい」「輸出の際、税関での内容物確認時に、開封せずに中身をみせたい」という要望がありました。
このように、さまざまな分野で、アルミ箔に匹敵する水蒸気バリア性と酸素バリア性と備えた透明フィルムが求められていました。

【IB-PET-PXBの特徴】

IB-PET-PXBは、DNPが独自に開発した蒸着技術と特殊コーティング技術を使い、水蒸気と酸素に対する高いバリア性を持たせた透明蒸着フィルムです。従来の食品用透明蒸着フィルムと比較して、5倍の水蒸気バリア性と、3倍の酸素バリア性とを実現し、アルミ箔に匹敵するバリア性を持たせました。

【売上目標】

4月上旬より、当フィルムをアルミ箔の代替材料として、医療・医薬、電子部材、産業部材、食品分野などの用途に向け、販売を開始します。
2006年度5億円、2009年度には30億円の売上げを見込んでいます。


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