DNP 大日本印刷

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ニュースリリース

2007年04月25日

 

大日本印刷株式会社
ルーヴル美術館

アート・イベント

『ルーヴル ― DNP ミュージアム ラボ』第2回展開催 「古代ギリシアの小像、タナグラの優美」

2007年4月26日 ― 9月8日

 

大日本印刷(DNP)とルーヴル美術館は、引き続きルーヴル - DNPミュージアムラボのプロジェクトの取組みとして、DNP五反田ビル(東京都品川区)に開設した体験スペースにおいて、第2回展を開催します。

ルーヴル - DNP ミュージアムラボは、DNPが誇る最先端の情報加工技術や映像技術と、ルーヴル美術館で培われた文化財普及分野でのノウハウを集結し、ルーヴル美術館のコレクションから選ばれた作品を中心に、新しい美術鑑賞方法を探ることを目的としています。2006年から2009年にかけて、DNP五反田ビルで、6つの異なる展示を各5ヶ月間の会期で行います。また、五反田での観覧履歴に応じた情報を個別に提供するルーヴル - DNPミュージアムラボのWebサイト(museumlab.jp)や、展示テーマについて関心を深める講演会などのアクティビティの運営を行っています。

昨年秋の第1回展、フランスの著名な画家の一人、テオドール・ジェリコーの絵画作品≪銃騎兵≫の展示に引き続き、今回は、立体作品、通称タナグラと呼ばれる古代ギリシアのテラコッタの女性像を中心に展開する、新たに開発した鑑賞システムを体験するものです。
タナグラは、1878年のパリ万博を機に熱狂的な人気を博し、ロダンをはじめとする多くの芸術家たちのインスピレーション源となりました。本展では、日本初公開となるタナグラの代表作、「ティトゥーの踊り子」、「外衣を纏った女性」、「ファイノメリデの像」を展示します。

【観覧方法について】

まず見学者は、日、仏、英の3ヶ国語から選択した希望の言語を登録し、音声ガイダンス端末と、見学者の個別認識を行うUHF帯(極超短波)のICタグチケット(*1)を受け取ります。体験スペースに設置した鑑賞システムにICタグチケットを置くと、個別の音声ガイダンスが、骨伝導スピーカーを採用した新型ヘッドフォンから流れます。体験スペースでの音声は、ストリーミング配信されます(*2)。

(*1) ICタグチケットとは、IDを記録した微小なICチップとアンテナで構成させる電子荷札
(*2)音声ストリーミングとは、インターネットを通じて音声データの配信と再生を同時に行なう方法
【第2回展見学の要点】

― 美術史専門家の音声ガイダンスによる見学

  • ルーヴル美術館の研究員である、古代ギリシアの専門家と、展示の考案者が、対話スタイルで語りかけます。
  • 音声ガイダンスは、作品についてだけでなく、展示の方法や見学の順路についての案内を行います。

― 立体作品の鑑賞のためのディスプレイ
実物に極めて近い3D復元画像を、縦横の軸を中心に360度回転し、彫像の裏面や底など、通常は見ることのできない、あらゆる面から作品を鑑賞することができます。この映像は、精密な3次元レーザー計測器で計測した実際の作品を、高解像度で写真撮影したものです。

【見学順路について】

体験スペースの3つのゾーンに分かれて設置された7つのディスプレイ・コンテンツは、一定のルートに沿って観覧するようになっています。

展示室
このスペースでは、見学者は実際のタナグラを鑑賞するとともに、擬似的に触れることができます。

  • 3次元CGで復元された作品を鑑賞
    これは、3DCGで復元されたタナグラ画像を、実物を目の前にしながら、モニター上で動かし、触れるコンテンツです。
  • 3体のタナグラの造形分析
    42インチディスプレイで、小像の衣服が担う肉体表現や、小像の構造、量感、空間の中での見え方などに注目しながら、小像の様式を分析する説明が聞けます。このコンテンツは、ギリシア彫刻全般の進化の中における、タナグラの特色を捉えるものです。

情報スペース「ホワイエ」
作品に関するさまざまな情報を、大型のディスプレイに映し出される映像を通して紹介します。

  • タナグラの役割や意義
    タナグラはその大部分が女性を象ったもので、しばしば儀礼や葬礼に使用されるなど、多様な意義や役割がありました。その役割や意義について100インチの大型ディスプレイ上に映し出される動画で明らかになります。
  • タナグラの歴史的・地理的背景
    100インチの大型ディスプレイに映し出される、イラストを伴う地図を通して、タナグラの出土地や、地中海周辺やインドに到る地域での、ギリシア文明の発展に伴うタナグラの伝播について説明します。
  • 考古学者の発掘調査を体験
    考古学的な見地から、作品が出土した際の背景を理解するのを目的に、3点の展示作品のひとつ、通称ファイノメリデの像と呼ばれる小像が発見された墓を、床面上にプロジェクターで映し出して再現しました。見学者は、タッチパネルディスプレイを使って、墓の埋葬品についての情報を検索できます。
  • タナグラのバーチャル制作
    ここでは、50インチのディスプレイ上で、小像を製作していた職人の仕事を疑似体験できます。見学者はタッチパネルや、ICタグが内蔵されたブロックを使い、自分で粘土や型、様々な付属品、色などを選び、自分だけのタナグラを作ります。出来上がったタナグラはその場でプリントアウトしたり、ミュージアムラボのWebサイト内のマイミュージアムラボに記録したりできます。

シアター
19世紀におけるタナグラの人気
見学の最後には、19世紀のタナグラの熱狂的な人気について語る、静止画番組を鑑賞します。番組は、超高精細表示システム(*)を使用した、180インチの画面に映し出されます。

(*)超高精細表示システムは、フルハイビジョン放送の4倍を超える(4096×2160)画素の通称4Kプロジェクターで、非圧縮コンテンツデータの静止画表示をしたものです。
【文化財普及の新たな取組み】

ミュージアムラボ・プロジェクトは、ルーヴル美術館の、来館者に関する方策や、文化財普及の分野で現在取り組みが進んでいる、2つの大きなプロジェクト、ルーヴル・ランスとピラミッド・プロジェクトにおける、検討課題と密接な関わりがあります。それらのプロジェクトはルーヴル美術館における来館者の受け入れ、見学の環境を再考し、斬新な教育プログラムを通して、コレクションに関する知識の普及方法を発展させることを目的としています。
ルーヴルと大日本印刷は、ルーヴル美術館のコレクションをテーマとした静止画ハイビジョン番組の制作(1998年)、ルーヴル美術館のグラン・ルーヴル通路に位置する情報検索スペース、サイバールーヴルの設立と運営(1998年〜)、また、ルーヴル美術館日本語webサイトのリニューアル(2006年)などの活動を通じて、これまでも互いのノウハウを協賛し、共同の取り組みを行っています。

『ルーヴル ― DNP ミュージアム ラボ』第2回展示
「古代ギリシアの小像、タナグラの優美」
学芸担当者Juliette Becq (ジュリエット・べック)、
Neguine Mathieux (ネギーヌ・マチュー)
会場ルーヴル ― DNP ミュージアムラボ
東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F
会期
開館時間
休館日
2007年4月26日(水)〜2007年9月8日(土)
月・火・木:17:00〜19:00、水・金:17:00〜20:30、土:11:00〜17:30
日曜・祝日/夏季休業:8月11日(土)-19日(日)
申込・問い合わせ観覧には予約が必要です(観覧は無料)
[ Webサイト ]http://museumlab.jp
[ お電話 ]ルーヴル ― DNP ミュージアムラボ
カスタマーセンター
+81(0)3-5435-0880
受付時間:平日 9:00〜21:00/土曜9:00〜18:00
(日・祝祭日はお休み)


※ プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

 
 
 

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